こんにちは。活動を基盤とするデザインゼミ(須永ゼミ)の駒田です。
このブログがアップする頃はすっかり年の瀬でしょうか。今回はゼミの1年間を振り返ってみたいとおもいます。

sunaga_1225_01.jpg 審査会から一週間後。12月13日に行われた振り返りのゼミでは、やってきた制作の価値と意味を書き出す事が課題でした。
sunaga_1225_02.jpg ゼミのみんな、一年間のゼミとそれぞれの制作で気が付いた自分のデザインの価値、そして意味を書き出しました。審査会を経たことで、先生や他のメンバーに指摘されて新しい発見のあった人もいます。
sunaga_1225_03.jpg 思い返してみると、ゼミでは、自分の行っている事を自分の言葉を考える事の繰り返しでした。それは当たり前に簡単なことの様ですが、とても難しく自分自身と本当に向き合わなければ軽々と出てきません。
自分の行いたいデザインを自分の言葉で言い表せないとダメだと先生は常に仰っていました。
グラフィックやインターフェースなどの一般的なデザインより、方法などの考え方を学ぶ事が多いゼミでしたが、このようなデザイナーとしての心構えを学びました。

▼みんなで昼ご飯を食べるのも、もう残りわずかです。
sunaga_1225_04.jpg 個人的ですが、心に残った一言を紹介します。
"Designing potential space for human concern and action"
「可能性空間のための人間の関心と行為をデザインする」
難しいですが、"デザインは、人々が何か出来る場を提供すること"、ということになります。
もちろん言葉で言うのは簡単ですが、正直まだ私はこの言葉のみならず、先生方が仰った事を全て理解しているわけではありません。
もしかしたら社会人にならないと分からないことかもしれませんが、ゼミでノートに書かれた沢山の言葉を胸に、ゼミ生一同、頑張っていきます。
一年間ありがとうございました。

▼須永剛司先生 sunaga_1225_05.jpg ▼永井由美子先生 sunaga_1225_06.jpg ▼2011年度須永ゼミ IMG_8735.JPG
こんにちは。須永ゼミの駒田です。
今回は前回に引き続き、最終講評会の模様をお送りします。

今回のゼミ作品は展示発表がほとんどだったことが、印象的でした。

▼堀越くんの「E-PAC」
商品自体をパッケージ化するという、新しいプロダクトの提案です。 sunaga_1218_01.jpg
▼新野くんの「Reflection Lounge」
学び手の「ふり返り」を支援するソフトウェアと、それを使用した活動のデザイン。
やはり須永ゼミは説明することが沢山ありますね。 sunaga_1218_02.jpg
▼戒能くんの「Link Together!!」
イベントなどの参加者の感想をたくさん映像に残し、リレームービーを作ることで新しい表現の形をデザインする提案です。
オープンキャンパスの頃から熱心に撮影してきた作品も今回が最後です。展示会ではどんな映像が見られるでしょうか? sunaga_1218_03.jpg
▼松村さんの「もの語りスライド Digital Storytellingの基本型を見出すデザイン研究」
個人にとって魅力的な「他者のもの語り」を残すためのデザイン。
前期から作ってきた映像を流しました。展示会でも新作が見られるとのことです。今から楽しみです。どんな語りが聞けるでしょう。 sunaga_1218_04.jpg ▼私、駒田の「Traviewt」
列車の車窓から見える風景を知るデザイン提案を行いました。 sunaga_1218_05.jpg
▼浅野さんの「sott」
遠くに住む家族のための新しいコミュニケーションのかたちの提案です。
力作のイメージムービーを使ったプレゼンテーション。全く新しいアイディアのため、先生同士でも議論や意見交換が飛び合った発表でした。 sunaga_1218_06.jpg
▼斉藤くんの「物語のデザイン」
学校での活動の体験を製本にした作品です。
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みんなのそれぞれに緊張した様子が伝われば幸いです。
次の週には早速ゼミでの振り返りとこれからのことを話し合いましたが、それはまた来週お伝えします!
こんにちは。お久しぶりです。
活動を基盤とするデザインゼミ(須永ゼミ)の駒田です。

sunaga_1211_000.jpg 先日の5日、6日とついに卒業制作の最終審査会が終わりました。
二日間も、朝から夕方まで本当に疲れましたがとても充実した時間でした。
sunaga_1211_001.jpg ▲上の写真は提出3日前の写真です。大詰めのため、先生も深夜まで見てくださいました。正直この時点でみんなほとんどヘトヘトでしたが、それでも何とか大判印刷や設営も行い、提出に間に合わせました。

無事に審査会を終えることができ、なんとか須永ゼミのメンバー6名も無事に卒業を迎えることが出来ました。

今回の審査会ではゼミとしての特長が出ました。それはパネルを使った展示発表の多さです。
なんと7名中6名のメンバーがパネルを使った展示発表になりました。コンセプトボードやら画面構成図など、どうしてもデザインの説明が多くなってしまうのもこのゼミの特長です。 sunaga_1211_002.jpg sunaga_1211_003.jpg 全員それぞれ5分という非常に短い時間の中で、一年通して研究してきた成果を発表しました。
そこで得た先生のコメントや指摘を基に、卒制展に向けてブラッシュアップを始めます。
こんにちは。須永ゼミの駒田です。
先日駅前にクリスマスツリーが立てられていました。もうそんな季節なんですね。

今回は新野くんと同じ広報班のリーダーである、戒能くんの作品をクローズアップしてみます。
戒能くんの作品はイベントの来場者が参加すること成り立つコンテンツです。
▼参加型映像の撮影風景 sunaga1113_01.jpg 会場で来場者の方に感想などをインタビューし、その映像をつなげてサイト上で共有することで、イベントの面白さを来場者の方やそれ以外の人にも伝えることのできる仕組みを研究しています。 sunaga1113_02.jpg sunaga1113_03.jpg 戒能くんは今までにもオープンキャンパスや進学相談会など、大学のイベントでもインタビューを行って作品をつくってきました。
そこでの成果はYouTube上で見ることができます。こちらをご覧下さい。 最終審査会ではどのように発表するのか楽しみですね。
こんにちは。須永ゼミ(活動を基盤とするデザインゼミ)の駒田です。
暖かい日と寒い日の差が激しい日々がつづきますね。

先週は芸術祭期間のため、ゼミはお休みでした。ゼミがない週は寂しいです。
皆さん、芸術祭は行かれましたか?

今回はゼミのみんなに会う事が出来ないため、自分の制作について紹介します。
私は列車の車窓の風景についてを知るためのサービスについて研究しています。
一瞬で過ぎ去っていく風景を通して、車内にいる人に見える景色についての情報を提供できるデザインについて考えてきました。
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sunaga_1106_02.jpg 上の写真は今夏山梨へフィールドトリップに行った際のアイディア出しの際に描いたものです。
審査会まで一ヶ月を切りました。各ゼミとも既に発表に向けての準備を進めていることと思います。風邪など引かぬ様、頑張りましょう!
sunaga_1106_03.jpg 多摩美で見えた鰯雲です。秋は心地よい季節ですね。
こんにちは。活動を基盤とするデザインゼミ(須永ゼミ)の駒田です。
めっきり寒くなってきて冬が近づいているのがわかります。

今週から来週の火曜までは芸術祭期間で、ゼミはお休みです。
芸術祭は八王子キャンパスが、一年で最も盛り上がる期間です。是非、お時間があれば皆さんも足をお運びください! 芸祭特設サイトURL:http://www.tau-geisai.com/
さて今回は、ゼミのメンバーにクローズアップしてみたいと思います。
今日は我が広報班のリーダーである、"情デのアラン"こと、新野くんです。
sunaga_1030_01.jpg 新野くんは、情報デザインコースの学生が、自分たちの作品を振り返る場のデザインを手掛けています。
情報デザインの課題で作ったものを対象に、自分が作った作品が「何であるか」「何に気付いたか」を気付く事のできるソフトウェアについて研究してきました。
現在はソフトウェアを使って学生が話し合える空間のデザインを行っているとのことです。
sunaga_1030_02.jpg sunaga_1030_03.jpg これは元々、須永先生率いるCREST研究室で行われた「かえり道のアートスペース」がベースになっています。新野くんはここで画面のUIデザインを担当していました。
「かえり道のアートスペース」についてはこちらをご覧下さい。 ついに最終審査会まであと一ヶ月です。新野くんを含め、芸術祭に参加する人もいますが、体調管理に気をつけてあと一ヶ月乗り切りましょう!

▼下の写真はランチでの一コマ。皆でご飯を食べるのが須永ゼミの習慣です。先生の昔話やいきなり始まるデザイン講義に学生も思わず集中して聞き入ります。 sunaga_1030_04.jpg
こんにちは、活動を基盤とするデザインゼミ(通称:須永ゼミ)の駒田です。
今回の記事のテーマはずばり!?
『...で、それは何のデザインなのか?』
sunaga_1023_01.jpg ▲この写真は9月上旬のものです。
この日のゼミでは、自分の卒制のテーマ、社会的なコンセプト、活動・経験的なコンセプト、道具のコンセプト、具体的に作るものを発表する日でした。
つまり、「自分が行うデザインが社会に出た時、どう役立つのか」ということです。
みんな作るものやテーマはすぐ書けるのですが、「社会的な意義は?」などと聞かれると困惑。先生にアドバイスをもらいながら書いていきましたが、改めて言葉にすると難しいものです。
中には一言では書ききれず、ホワイトボードいっぱいに書く人もいました。
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学生は物を作ることは好きですが、これはどういうものである、と論理的に考えるのは正直あまり得意とは言えません。
しかし社会に出た時、これはどういうものでこのように役に立ちます、ときちんと自分の言葉で説明できないと、他の人には通用しません。
先生曰く、デザインは右脳と左脳を使って行うとのことです。

sunaga_1023_05.jpg 気付けば、最終審査会まで一ヶ月ちょっとです。なんと残りのゼミはあと5回!各自スケジュールを立てながら、計画的に進めていきます。
デザインの作り方

今日はデザインが作り方の話をします。
一口にデザインといっても分野によって制作過程も変わってきます。
例えばポスターを作るなら、絵や写真、文字の配置パターンをいくつも描きます。車のデザインをするのであれば、スケッチを何百枚と描くかもしれません。

では、人々の活動をデザインするには?
それはストーリー作りです。作りたいものが生活の中で人々にどう使われるかを考え、理想の使われ方を描くことで、これからデザインの意味や目的を定めることができます。 sunaga_1016_01.jpg ここでゼミ生の浅野さんの例を見てましょう。
浅野さんは高齢者の方が家にいる家族に向けてのコミュニケーションツールを研究しています。実際におばあさんと一緒に住んでいる経験を基にストーリーを構成されています。
sunaga_1016_02.jpg sunaga_1016_03.jpg sunaga_1016_04.jpg 一日のいつに使われるのか、その時の操作画面はどうなっているのか、がわかりやすく描かれていますね。
sunaga_1016_05.jpg 浅野さんはこのストーリーボードと共に画面のデザインも並行して制作中です。
とても過程が分かりやすく見えて他のゼミ生もいい勉強になりました。このように他の人の過程が見えるのもゼミのいい特長ですね。
こんにちは、活動を基盤とするデザインゼミ(通称:須永ゼミ)の駒田です。
審査会が終わった後のゼミは、ひたすら進行状況の報告と先生によるチェックが繰り返されます。
報告は毎回ゼミ全員で行うため、メンバーがどれくらい出来ているか、どう考えているか、どんなに苦しんでいるか(切実です)、を共有することができます。
sunaga_1010_01.jpg 未だに完成予想図がうまく描けずに悩む人、イメージスケッチが足りない事を怒られる人、先生のアドバイスでやっと方向性が見えて喜ぶ人、ゼミに来なくなってしまう人・・・など、ゼミ内は毎週一喜一憂。
その中で今後社会の中でデザインを行っていく術を学んで行きます。
sunaga_1010_02.jpg 最終審査会の締め切りまでもう、あと一ヶ月半。
悩んでいる時間はありません、ひたすら腕を動かしながら着々と完成に進んでいきます! 最近みんな急に制作スピードが早くなった気がします。来週はどんな報告が聞けるでしょうか?
こんにちは。活動を基盤とするデザインゼミ(通称:須永ゼミ)の駒田です。
須永剛司先生率いるこのゼミは、7人の4年生メンバーで構成されています。

このゼミでは利用する人々の活動と経験に注目しながら、道具やサービスのデザインを考えることで、より豊かな社会づくりを発想していくデザインを行っています。
例えば携帯のアプリにしても、ただ画面をデザインするだけでなく、使う人の状況や環境など、色々な場面を考えながら制作していく必要があります。

4年生のゼミというと、卒業研究の制作しか行わないイメージがあると思いますが、この須永ゼミではデザインに関する本を読む輪読会や、8月には今までの学びを振り返る合宿を行うなど、デザインを通しての「学び」を大切にしています。

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毎週、メンバーは須永先生の学者並みに難しいアドバイスに苦戦しながら、頑張っています。
少数精鋭の須永ゼミの活動にご期待ください!