活動を基盤とするデザインゼミの様子⑩

こんにちは。活動を基盤とするデザインゼミ(須永ゼミ)の駒田です。
このブログがアップする頃はすっかり年の瀬でしょうか。今回はゼミの1年間を振り返ってみたいとおもいます。

審査会から一週間後。12月13日に行われた振り返りのゼミでは、やってきた制作の価値と意味を書き出す事が課題でした。
ゼミのみんな、一年間のゼミとそれぞれの制作で気が付いた自分のデザインの価値、そして意味を書き出しました。審査会を経たことで、先生や他のメンバーに指摘されて新しい発見のあった人もいます。
思い返してみると、ゼミでは、自分の行っている事を自分の言葉を考える事の繰り返しでした。それは当たり前に簡単なことの様ですが、とても難しく自分自身と本当に向き合わなければ軽々と出てきません。
自分の行いたいデザインを自分の言葉で言い表せないとダメだと先生は常に仰っていました。
グラフィックやインターフェースなどの一般的なデザインより、方法などの考え方を学ぶ事が多いゼミでしたが、このようなデザイナーとしての心構えを学びました。

▼みんなで昼ご飯を食べるのも、もう残りわずかです。
個人的ですが、心に残った一言を紹介します。
"Designing potential space for human concern and action"
「可能性空間のための人間の関心と行為をデザインする」
難しいですが、"デザインは、人々が何か出来る場を提供すること"、ということになります。
もちろん言葉で言うのは簡単ですが、正直まだ私はこの言葉のみならず、先生方が仰った事を全て理解しているわけではありません。
もしかしたら社会人にならないと分からないことかもしれませんが、ゼミでノートに書かれた沢山の言葉を胸に、ゼミ生一同、頑張っていきます。
一年間ありがとうございました。

▼須永剛司先生 ▼永井由美子先生 ▼2011年度須永ゼミ