デザインの作り方
今日はデザインが作り方の話をします。
一口にデザインといっても分野によって制作過程も変わってきます。
例えばポスターを作るなら、絵や写真、文字の配置パターンをいくつも描きます。車のデザインをするのであれば、スケッチを何百枚と描くかもしれません。
では、人々の活動をデザインするには?
それはストーリー作りです。作りたいものが生活の中で人々にどう使われるかを考え、理想の使われ方を描くことで、これからデザインの意味や目的を定めることができます。
ここでゼミ生の浅野さんの例を見てましょう。
浅野さんは高齢者の方が家にいる家族に向けてのコミュニケーションツールを研究しています。実際におばあさんと一緒に住んでいる経験を基にストーリーを構成されています。
一日のいつに使われるのか、その時の操作画面はどうなっているのか、がわかりやすく描かれていますね。
浅野さんはこのストーリーボードと共に画面のデザインも並行して制作中です。
とても過程が分かりやすく見えて他のゼミ生もいい勉強になりました。このように他の人の過程が見えるのもゼミのいい特長ですね。
今日はデザインが作り方の話をします。
一口にデザインといっても分野によって制作過程も変わってきます。
例えばポスターを作るなら、絵や写真、文字の配置パターンをいくつも描きます。車のデザインをするのであれば、スケッチを何百枚と描くかもしれません。
では、人々の活動をデザインするには?
それはストーリー作りです。作りたいものが生活の中で人々にどう使われるかを考え、理想の使われ方を描くことで、これからデザインの意味や目的を定めることができます。

浅野さんは高齢者の方が家にいる家族に向けてのコミュニケーションツールを研究しています。実際におばあさんと一緒に住んでいる経験を基にストーリーを構成されています。




とても過程が分かりやすく見えて他のゼミ生もいい勉強になりました。このように他の人の過程が見えるのもゼミのいい特長ですね。
ストーリーボードの良い点は、ユーザー(利用者)の行動や活動を時系列で記述できる点ですね。画面のスケッチだけ、ツールを利用するひとつのシーンだけを考えるのではなく「ひとつながりのストーリーとして」デザインすることはとても大事だと思います。
もうひとつ大事なことは、「描いたストーリー」が客観的に見て耐久性があるものなのか?ということを常にチェックすることですね。理想的なストーリーを描くことに熱中するあまり、現実感のないものやデザイナーのひとりよがりになってしまってはストーリボードをわざわざ描く意味がありません。
デザインする側にとって都合の良いストーリーではなく、「ユーザーにとってのあるべきストーリー」を描けるかどうか?がポイントです。これは手法の話ではなく、人にツールを提供する時の理念や思想の問題でしょう。(^^)