2010年12月アーカイブ

メディアとデザインゼミ作品紹介その3

どうもこんにちは!永原ゼミ代表の坂が記事を書かせて頂きます。


今年ももう終わりますね、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
僕は健康の為に一日一杯の青汁を飲み始めました。(食物繊維が足りない方におすす
めです)


そんなこんなで、今回は永原ゼミの柏瀬友紀さんの卒業研究制作の紹介です。


研究テーマ:「福田繁雄研究ならびにオマージュ作品の制作

コンセプト: 福田繁雄の作品のどのような部分に錯覚が利用されているか
      また彼はどのような理念をもとに様々な作品を作ってきたのか
      彼の平面作品ならびに立体作品を見て調査する。
      そして調査するとともに、その理念に自分自身の考えを加えた上で
      錯覚を利用した作品制作を行っていく。

                (画像をクリックすると拡大されます)


kashiwase1.jpg

日本を代表するグラフィックデザイナーの福田繁雄氏に興味を持ち、その作品を
研究対象にしたそうです。
研究の為に福田繁雄氏の作品が保管、展示されている岩手県二戸市のデザイン館に
自分で赴いて、実物を観てきたそうです(ご苦労様です)
そしてそれらの研究成果を上の画像のようにレポートにまとめてあります。


kashiwase2.jpg       kashiwase3.jpg kashiwase4.jpg



研究してきた福田繁雄氏の作品の中でも特に立体オブジェの作品に興味を持ち、
柏瀬さん自身も立体のオマージュ作品を制作しました。

現在、作品自体をお見せできないのですが、展示当日の会場では立体オブジェと
詳細に記された研究レポートが展示されると思うので、是非会場で実際に観てもら
えたらと思います。


   
次は自分の作品紹介しようかな〜、、青汁の画像とかあげてもいいかな?笑

それではみなさん良いお年を〜〜〜〜〜!






        






デザイニングエモーションゼミ作品紹介その1

ご無沙汰しております!

宮崎ゼミこと、デザイニングエモーションゼミ代表の石井です。

今回は、ゼミ内の生徒の作品を紹介したいと思います。


その1:「肌色クレヨン」

中西友香さんの作品です。


nakanishi01.jpg



nakanishi02.jpg


【作品説明】

子供の頃、描きたい人の肌とクレヨンの「肌色」の色が違った......。

10年前「肌色」という名は差別につながるとして、薄橙やペールオレンジに変更された。

肌の色は人種、個人差、日焼けの度合いによって人様々。しかし「肌色」は一色。

 一人 = 一本のクレヨン

 と仮定して、様々な国の100人による100本の肌色クレヨンを制作。

100本つくることで、肌色は一色ではなくたくさんあるということ、世界中の人を選ぶことで肌色の色幅を実感する。


 作品に使われている写真は全て、制作者の中西さんが実際に現地を訪れ、撮影したものです。

 彼女は大学四年間に行った旅行を通して、

 レイシズム(人種差別・民族差別):同じ人間でも辛い生活を強いられている人々の存在を実感しました。

 これらの問題を多くの人に知ってもらいたい、知って何かを感じてもらいたい。

 という思いから、この作品は作られました。


nakanishi03.jpg


↑旅行の写真と日記。

 これをゼミで見せられた時は、先生を含めゼミ生全員が大喜びでした。




最後におまけです。


はい。


omake.JPG

ゼミ室に置いてある机がですね、大きいんですよ。

だから、机の真ん中にスケッチでも置こうものならこうなるわけで。

大の大人が、真面目な顔して机に乗る姿は、見ていて楽しいですね。


以上です、ではまた!


12/27 代表会議

明日からCOUNTDOWN JAPANに行って来ます。音楽好きの広報班 長山です。

今日は今年最後の代表会議でした!
(今まで「代表者ミーティング」と書いていたのですが、
 自分たちの中では「代表会議」と呼ぶ事が多いので表記を統一してみました)

既に大学の授業は終わっているので特別に校舎を開けてもらっていて、
人が少なくてやけに静かな、珍しい雰囲気の中でのミーティングでした。

1227_mtg.jpg

今回は、冬休み中や年明けに取りかからなくてはいけない作業についての
話し合いが多かったかな?
年が明けたら展示当日まできっとあっという間。やる事は沢山です!


ところで以前ブログで展示班の模型作りについて書きましたが、
今日も代表会議の前から作業をしていました。

1227_tenji1.jpg

1227_tenji2.jpg

会場の中に続々と作品が搬入されています・・!

ミーティング後には、エディトリアル班も作業をしていた模様。
もちろん作業をしていて大変な事もあるんだけど
毎回集まる度にどの班も作業がどんどん進んでいて、
次第に出来上がっていくこの感覚がなかなか楽しかったりします:)


次回の会議は年明けの1月7日。
他の班に負けないよう、広報班も頑張って参ります!

メディアとデザインゼミ作品紹介その2

こんにちは、メディアとデザインゼミ(永原ゼミ)副担当です。

前回に引き続き、今回もゼミの生徒の作品紹介をしたいと思います!


メディアとデザインゼミ(永原ゼミ)では、

「伝え方を発明する」というテーマで研究・制作をしています。

前期ではリサーチ、実験、技術習得をしながらテーマを確定、

夏期に集中した制作、後期は仕上げと考察を繰り返していきます。

なぜこの作品を作ろうと思ったのかを問い続けて発見することが、

メディアとデザインゼミでの卒業制作の大きなテーマです。


以下、金子美穂さんの作品紹介です。


作品名:「色重(しきがさね)」


IMG_1668.JPG


コンセプト:「日本古来の染めや加工によって生まれた日本の伝統色について

名称や色味、重ね色目や位色など色々な視点からカードゲームという遊びを通して

その魅力を知ってもらおうというものです。


IMG_1661.JPG


IMG_1664.JPG

【制作過程】

まずは、色々な資料を読んで日本の伝統色というものがどれだ

けあるかを調べる事から始めました。それからカードゲームの

ルール作りの参考にするため、調べた色を四季、時代、その色

のもととなったもの(植物や動物など)を調べることに前期は

集中して取り組みました。後期は主にカードのデザインとゲー

ムルール作りに時間を費やしました。


【苦労した点とか感想やら】

一番苦労したのは、カードに汎用性(複数の用途に使えること)

を持たせること。ひとつのゲームルールだけでなく数種類のゲーム

ルールで遊ぶことによって、日本の伝統色の色々な側面を知る事が

出来ると思ったため、汎用性を持たせる事はこの作品に必要不可欠

だったからです。色味や分類マークや季節などいろいろな属性を持

たせつつカードの色味のバランスやゲームルールを考えるのが大変

でしたが、最終的にゲームとして友人にプレイしてもらっておもし

ろいと感想をもらったときは、とても達成感がありました。


この作品のように、情報デザイン学科の作品は観るだけでなく「触れて」楽しんだり、

そこから学びがあったりする作品が多く存在します。

卒業展示会には是非、展示会場に足を運んで頂いて、直接作品に触れ楽しんで頂きたいと思います。


今後もゼミ生のみんなの制作過程など、随時報告していきたいと思います!

以上で永原ゼミの報告は終わりです。


ドロン

12/20 代表者ミーティング + 各班の様子

今年があと10日しかないとか信じられません・・広報班の長山です。

そんな年の瀬ですが昨日は代表者ミーティングがあり、
各班の代表が集まってそれぞれの進み具合などについて話し合いました。

1220_leader.jpg

ちょうど昨日は他の班も活動しているところが多かったので、
今回はその作業の様子を紹介していきたいと思います。


まずは展示班。

1220_tenji1.jpg

会場内に作品をどのように配置するか検討する為、
学生から集めたアンケートをもとに作品の模型を作っています。
(手前に見える会場の模型は、実は去年の先輩の卒制作品。本物にかなり忠実です)

1220_tenji2.jpg

続々と作られていく模型。


お次はエディトリアル班。

1220_edit1.jpg

展示のロゴ(ブログの上部に表示されてるやつですね)がほぼ完成し、
現在はDMなどのデザインを行っています。

1220_edit2.jpg

資料や試作品を見せ合いながら作られていきます。


そして撮影班・・

1220_satsuei.jpg

・・については、後日また書きたいと思います。お楽しみに!笑


代表者ミーティングは27日が年内最後の予定。
今年があと4日しかなくなるまで(いや、きっと年末年始も)
卒展スタッフはあれこれ活動していきます!


それから業務連絡ですが、昨日ミーティングで話し合った内容について
マネジメント班がメーリスを回してくれました。
返信が必要なものもあるので、情デ4年の皆様は確認をお願いします。

展示概要

ブログを書くと必ず文章だらけになってしまうのが密かな悩み。広報班の長山です。
ゼミ代表さんはぜひ作品の写真がたっぷりの記事をお願いします・・!笑

さて、ここまであれこれ作品や運営の裏側をご紹介してきたのですが、
実は肝心の開催期間や会場をまだ書いていない!!という事に気づいたので
取り急ぎ展示の概要について書きたいと思います。


 2010年度多摩美術大学情報デザインコース卒業制作展「tie」
 期間 2011年3月4日(金)- 6日(日)
 時間 10:00~19:00(初日13:00から、最終日16:00まで)
 会場 MODAPOLITICA(南青山)


会場のMODAPOLITICAは去年も先輩方がお世話になったギャラリーで、
春頃にいくつかあった会場案の中から決定しました。

また、期間が3月の4日〜6日の3日間なのですが、
六本木のAXISギャラリーでは5日〜6日の2日間、
情デの1年生から3年生までの選抜作品を展示する
できごとのかたち展(通称「できかた」)が開催されます!

開催期間がかぶっている為、何か一緒にできないかな?という事で
できかたスタッフとも打ち合わせを重ねているところです。
その話し合いについても、後々ご紹介していきたいと思います。

・・ほら、また文章だらけの記事になってしまった!苦笑


【2011/03/01訂正】
最終日の閉場時間が17時とお伝えしていましたが、正しくは16時です。
開催前ギリギリの訂正となり申し訳ありません・・よろしくお願い致します。

Twitter始めました!

あ、そういえばそろそろ年賀状書かないと・・広報班の長山です。

もうすぐ情報デザイン学科のサイトや学科内のメーリングリストで
展示やブログの事を紹介して頂ける事になり、
いよいよ本格的になってきたなー!という気分です。

そんな中、以前ちょっとだけお伝えした卒業制作展のTwitterが始まりました!

 idd_design2011 ID : idd_design2011

 twitter_window.jpg

Web班、エディトリアル班がイイ感じにオシャレな
アイコンや背景画像をこしらえてくれました。

ブログ同様、広報班やゼミ代表を中心に
卒展についてあれこれつぶやいて行こうと思いますので、
ぜひフォローをお願いします!よかったらお知り合いにも教えてあげてね:)

こんにちは!サービスデザインゼミの五十嵐です。
遅ればせながら、サービスデザインゼミの紹介とゼミの様子をお伝えしたいと思います。

サービスデザインゼミ(通称・吉橋ゼミ)では、
情報サービスや情報ツールのしくみやかたちのデザインを学んでいます。
噛み砕くと、人の使う道具やサービスの使い方、かたち、使った人がどんな体験を得られるか、
をデザインしています。

今年の卒業制作では、ウェブサービス、ノートやカードなどツール(道具)、ボードゲーム(ルール)など、
デジタルだけに留まらない作品が出来あがりました。



そして、吉橋ゼミ・矢野ゼミでは卒制以外にも特別な課題を行いました。
それが「味噌づくり」です。


両ゼミでは、4~5月に学生が各自でお味噌を仕込み、その仕込みの過程をインフォグラフィクスにして、
7月のOCで発表したのですが...
P7183580.jpg



この度、やっと熟成したお味噌をみんなでいただくことができました!

PC144065.jpg
みんなの自慢のお味噌。(これを手前味噌という)


味噌パーティーのメニューは、豚汁ともろきゅう。情デキッチンにて料理!
PC144049.jpg


PC144076.jpg
豚汁は、みんなのお味噌を少しずつ混ぜて。すごく美味しい!


もろきゅうでは、それぞれのお味噌の食べ比べができましたよ~
しょっぱかったり甘かったり、豆の歯ごたえがあったり...十人十色の味噌です。

PC144082.jpg
みんなのインフォを見ながら、いただきました。


卒制とはなんら関係ないかとお思いかもしれませんが、味噌づくりでは「ものをつくる過程や方法」を
よく「観察」し、インフォグラフィクスとして「伝える」デザインを学ぶことができます。
実際、味噌づくりは大変ですが、楽しいですよ!熟成するにつれて段々と愛着が沸いてくるものです。

今回は、卒制外の話になってしまいましたが、次から作品などの紹介もしていければと思います。
それでは、長々と失礼いたしました!


作品紹介

だいぶ間があいてしまって申し訳ありません。
永原ゼミ代表の坂です。

卒業制作最終審査会も無事に終わったので、少しづつ永原ゼミの生徒の作品を紹介していきたいと思います。


まず伊東友子さんの作品です。

      研究テーマ:「形から文字が生成されるイメージの研究
      作品名:「てんつなぎフォント

1-2.jpg
      コンセプト:点をつないで絵をつくる子どもの遊び、「点つなぎ」を参考
       に作成した「てんつなぎフォント」。

       点を番号順に沿って線でつなぐことによって、文字が完成します。

       文字が生まれる瞬間を楽しめる、インタラクティブなフォントです。

1-1.jpg
 
この作品がそうであるように、情報デザイン学科の作品は観るだけでなく「触れて」楽しんだり、学びがあったりする作品が多く存在します。

なので情報デザイン学科の卒業展示に興味がある方々には、是非、展示会場に足を運んで頂いて、直接作品に触れて楽しんで頂きたいと思っています。

12/14 代表者ミーティング

審査会が終わってから正直、燃え尽き症候群気味・・いかんいかん!長山です!


今日は審査会後初の代表者ミーティングがありました。
前回のミーティング以降の各班の進み具合を報告し合ったり、
これからどんな風に動いていくかを確認したりしました。

1214_mtg1.jpg

自分自身の作品制作がようやく一息ついて、
これからは展示に向けてあれこれ動いていかなければ!
・・というか気づいてみたら、やらなきゃいけない事かなりあるじゃん!!;
という感じで、今後どの班もますます忙しくなってきそうです。

1214_mtg2.jpg

マネジメント班がミーティング中に取ってくれていたメモをパチリ。

広報班としては、近々ブログと並行してTwitterを始めようかと思っています。
ブログ更新の連絡や、展示中・ミーティング中のリアルタイムな話を
Twitterから発信していけたらなぁ〜と計画中。
詳細は決まり次第またお伝えしますので、お楽しみに!

12/06-07 卒制審査会

宇多田ヒカルのライブ生中継ust、最後1曲しか観れなかった・・広報班代表の長山です。


さて、前回書いた卒業制作作品の審査会が6日〜7日にありました!

審査会の発表方法には大きく分けて
・展示発表(作品を実際に展示して発表する)
・スライド発表(作品のプランなどをスライドで発表する)
の2つがあります。
スライド発表は、作品の幅が広くWebサービスなどを作る人もいる
情デならではの発表方法かもしれませんね。

1207_shinsakai_a.jpg

発表では写真のように全学生&教授の前で5分間のプレゼンテーションを行い、
その後は教授からの質疑応答タイムが2分間。1人7分の持ち時間で進みます。

・・と言っても、みんな熱心に作品について話し、
教授も熱心に意見や質問をぶつけて下さるので
時間通りに終わる人はほとんどおらず、2日間ともかなりの長丁場でした。笑

1207_shinsakai_b.jpg

天井を見上げて見る作品などもあり、教授陣も興味津々!
(作者の学生が用意したマットに寝転がりながら作品を眺めてました。笑)


展示には、この審査会でもらった意見やアドバイスを元に手直しを行い
更に磨きのかかった作品が並べられる予定です。お楽しみに!:)