メディアとデザインゼミ作品紹介その2

こんにちは、メディアとデザインゼミ(永原ゼミ)副担当です。

前回に引き続き、今回もゼミの生徒の作品紹介をしたいと思います!


メディアとデザインゼミ(永原ゼミ)では、

「伝え方を発明する」というテーマで研究・制作をしています。

前期ではリサーチ、実験、技術習得をしながらテーマを確定、

夏期に集中した制作、後期は仕上げと考察を繰り返していきます。

なぜこの作品を作ろうと思ったのかを問い続けて発見することが、

メディアとデザインゼミでの卒業制作の大きなテーマです。


以下、金子美穂さんの作品紹介です。


作品名:「色重(しきがさね)」


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コンセプト:「日本古来の染めや加工によって生まれた日本の伝統色について

名称や色味、重ね色目や位色など色々な視点からカードゲームという遊びを通して

その魅力を知ってもらおうというものです。


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【制作過程】

まずは、色々な資料を読んで日本の伝統色というものがどれだ

けあるかを調べる事から始めました。それからカードゲームの

ルール作りの参考にするため、調べた色を四季、時代、その色

のもととなったもの(植物や動物など)を調べることに前期は

集中して取り組みました。後期は主にカードのデザインとゲー

ムルール作りに時間を費やしました。


【苦労した点とか感想やら】

一番苦労したのは、カードに汎用性(複数の用途に使えること)

を持たせること。ひとつのゲームルールだけでなく数種類のゲーム

ルールで遊ぶことによって、日本の伝統色の色々な側面を知る事が

出来ると思ったため、汎用性を持たせる事はこの作品に必要不可欠

だったからです。色味や分類マークや季節などいろいろな属性を持

たせつつカードの色味のバランスやゲームルールを考えるのが大変

でしたが、最終的にゲームとして友人にプレイしてもらっておもし

ろいと感想をもらったときは、とても達成感がありました。


この作品のように、情報デザイン学科の作品は観るだけでなく「触れて」楽しんだり、

そこから学びがあったりする作品が多く存在します。

卒業展示会には是非、展示会場に足を運んで頂いて、直接作品に触れ楽しんで頂きたいと思います。


今後もゼミ生のみんなの制作過程など、随時報告していきたいと思います!

以上で永原ゼミの報告は終わりです。


ドロン