CURRICULUM
カリキュラム
理論と実践の両面から学ぶ
情報デザインコースのカリキュラムは、1年次の必修基礎科目を経て、2年次から学生自らが授業を選択して組み立てることができます。3年次の専門課程でも前後期に別の専門領域を履修できるなど、幅広いデザインの知を得られることが特徴です。4年次では、自分で課題を立てることによって卒業研究制作に取り組みます。
1年次: 基礎課程(必修)
基礎となる知識や技術を学び、
インタラクションの
概念を把握
必修科目では、1年次は情報テザインの基礎となる造形技法やプログラミング言語を学びます。また共通教育センターが開講する共通科目や全学共通であるPBL(Project Based Learning)科目を選択履修できます。
情報デザイン基礎 I, II
ー リテラシーを学ぶ
情報デザインの特徴の一つに多様性があります。
さまざまな情報デザインのリテラシーを講義と実習で学びます。
情報言語基礎 I, II
ー 考え方を知る
プログラミングスキル獲得ではなく、
プログラミング概念の習得を主目的としています。
I. 環境としてのコンピュータのためのプログラミング入門
・プログラミング基礎
・マークアップ言語
II. 習作を通じて、プログラミングとデザインを連結
・フィジカルプログラミング
・構造設計
造形基礎 I, II
ー できごとを描く
表現や描写のためだけではなく、
情報をデザインするのための造形を学びます。
I. 情報をかたちにするための造形手法の学習
・ビジュアルランゲージ
・2D造形
II. I で学んだ手法を応用し、実際の情報を描きだすための演習
・エクスペリエンスデザイン
・インフォグラフィックス基礎
2年次: 基礎課程(選択必修)
自らの関心や、めざす進路に
適したものを選択履修
2年次では、四つの演習授業を自分の関心や進路に応じて選択履修します。また、メディア芸術コースと共同で開講する専門講義科目の履修が始まり、 アートとデザインの両面から理論を学ぶことができます。
情報デザイン演習 I
ー 構造をつくる
UI/UXデザイン演習
「使うこと」から、
アプリケーションの「機能」をデザイン
文字表現演習
意味伝達だけに収まらない、
文字の持つ新しい可能性の探索
情報デザイン演習 II
ー 知から始める
知識と表現演習
内容を理解し、再構成することでアイデアを生み出す発想力のトレーニング
プログラミング演習
プログラミングによる作品制作を「アルゴリズム」と「技術」の両面から考察
情報デザイン演習 III
ー 情報を伝える
インフォグラフィックス演習
情報に対する多用なアプローチを発見し、自らの視点の定着方法を獲得
情報設計演習
身近なものごとの情報の構造をとらえ、再構成する考え方を学習
情報デザイン演習 IV
ー 表現を拡げる
3D表現演習
人とモノとのインタラクションやIoTのUXデザインなどにも応用できる3D表現を体験
展示計画演習
演習課題選抜作品展を計画・実行することによって、トータルなディレクション力を養成
3年次: 専門課程(選択必修)
専門領域を選択し、
より高度な知識や技術を修得
3年次から専門課程へと進みます。前期と後期で別々の専門科目を履修することができ、一つの分野を深めるだけではなく、広い視野と多様な専門性を身につけることができます。
また企業やNPO、他大学との共同研究にも積極的に取り組み、最先端の思考や技術にふれることができます。
経験デザイン I, II
ー コトを生みだす
情報デザイン学科は創立以来この分野をリードしてきました。ユーザーや顧客について考え、共感し、デザインによって豊かな経験を提供することが「経験デザイン」の本質と考え、人々と共に新しい経験価値を探求することを目的としています。
社会デザイン I, II
ー きっかけをつくる
社会デザイン領域では、「社会」を人々の営み、「デザイン」を何かと何かをより良いかたちでつなぐ行為ととらえて、日常の身近なできごとから世界共通の大きな問題までを対象に、「考え」「つくり」「伝える」デザインとして実践しています。
メディアデザイン I, II
ー 伝え方を考える
メディア(media)はメディウム(medium)の複数形で「媒(なかだち)」を意味します。メディアデザイン領域では複数のメディアの特性や環境を考察し、コミュニケーションの「媒(なかだち)」として、その境界を越えるような実験を行なっています。
4年次: 専門課程(必修)
ゼミに所属。4年間の集大成として、
卒業研究制作に取り組む
4年次は専任教員のゼミに所属し、卒業研究制作を中心に進めます。これまでの与えられた課題ではなく、 自ら問いを立て、テーマを決めて制作する1年です。また、作品制作だけに留まらず、そのプロセスや思考過程を「制作ノート」にまとめます。 情報デザインコースでは、デザインの言語化も大切にしており、卒業後の多様な進路を支える大きな力となっています。
大学院
自らの専門性を構築、
新しい分野を切り拓く研究と制作
大学院では、自ら専門性を構築し、新しい分野を拓く制作や研究を行ない、作品と論文にまとめます。情報デザイン領域には五つの研究グループがあり、情報デザインコースの流れを汲むインタラクションデザインプログラムには「経験デザイン研究」と「メディアデザイン研究」があります。
> 美術研究科デザイン専攻情報デザイン領域
INFORMATION
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情報デザインコースパンフレット2025
2024.05.31
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卒業研究制作展2024
「From: To:」2024.05.17
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できごとのかたち展 2023
「EXPANNEXT」2023.12.12
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情報デザインコースパンフレット2024
2023.07.20
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できごとのかたち展 2022
「間」2022.12.18
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情報デザインコースパンフレット2023
2022.09.15
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卒業研究制作展2022
「𝘓𝘌𝘛 𝘌𝘕𝘌𝘙𝘎𝘠 𝘍𝘓𝘖𝘞」2022.03.10
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できごとのかたち2021
「STAGE」2022.01.15
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情報デザインコース
パンフレット20222021.07.21
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卒業研究制作展 2021
「そして、」2021.03.06
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できごとのかたち2020
「ACCESS」2020.12.21
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卒業研究制作展 2020
「カガミ」2020.04.04
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情報デザインコース
パンフレット20202019.07.21
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情デの産学協同授業
2019.05.14
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できごとのかたち 2019
「into」2019.01.26
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情デの産学協同授業
2018.04.30
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できごとのかたちの10年
2017.09.01
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情報デザイン修士論文要約論文集
2015.04.10
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創造すること、思考すること
2014.04.15
TEACHING STAFF
教員紹介
情報デザインコースでは、少人数制の制作実習やワークショップを主体に、理論と実技の両面から教育を行なっています。