IDD(多摩美術大学大学 院デザイン専攻 情報デザイン研究領域)は、アートとデザインの垣根を超えた研究と制作が行なえる世界でも数少ない大学院です。ここには、二つの研究プログラムと特徴的な五つの研究グループがあり、博士前期課程(修士課程)と後期課程(博士課程)が設けられています。私たちは、美術やデザインのみならず、工学、人類学、社会学、認知学、言語学といった他の学問領域と交わることで生まれる表現の研究や制作を行ない、まだ使い方が定まっていない先端技術を実験的に用いたり、既存の技術の新しい使い方を発見することで、未知の芸術領域を拓いています。
また、多くの教員は海外でも活躍しており、授業は原則日本語で行なわれますが、随時、英語や中国語でのサポートも行なっています。
2001年に開設された多摩美術大学大学院の博士後期課程(博士)は、幅広い視野と総合的な判断力を備えた人材を育成することを目的とし、全学横断型の研究制作を行っています。特に「実技」と「理論」の調和による、領域にとらわれない美術創作研究と美術理論研究の確立を目標としていることを、その第一の特徴としています。修士課程の学生との共同ゼミなども行われていて、学生が相互に批評、触発できるオープンな場をつくりあげています。
博士後期課程(博士課程)入学試験の詳細は多摩美術大学サイトをご覧ください。