蓄積
つみかさなる時間の視覚表現
普段何気なく生活し、過ぎて行く時間は自分の「過去」として着実に「蓄積」されています。
今のわたしたちは、これまでの行為の蓄積により存在しています。
この作品は誰しもが日々積み重ねてゆく「時間の蓄積」に着目し表現することを試みています。
形状は、地層のようでもあり、本のようでもあります。
日めくりカレンダーのように、時間軸は上から
下へと進んで行き、尺は違いますが経過した時間が積み重なっている様子が一目でわかるようになっています。
しかし、時間という存在が積み重なることによってそれぞれ違う印象を与えています。
物事を俯瞰してその流れを感じた時、一瞬はただ瞬間的なものではなくその前後が存在するからこその一瞬であることを実感し、普段何気
なく過ごしている時間という存在を少しでも
振り返ってみるきっかけになるような表現を
探求しました。