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がらふぉんと

装飾文字の研究及び日本の装飾文字の
制作

杉山 美加

フォント
メディアとデザインゼミ

 私は幼少期から装飾的なものに興味があり、
西洋の装飾写本の装飾文字に憧れていた。
卒業研究制作では自分なりに装飾文字を制作
してみたいと思い、日本人である自分が、新しく装飾文字を制作するということを研究テーマにした。
 「がらふぉんと」とは絵柄に見えるフォントという意味で、絵柄は日本の四季を表現して
いる。
絵柄ごとにフォントが構成されていて、好きな色と形を組み合わせて文字を作ることが
出来る。
 春の季節を例に挙げると、梅の絵柄・枝の
絵柄・うぐいすの絵柄、それぞれが「あ」のフォントとなっていて、1つのフォントだけでは文字に見えないが、3つのフォントを組み合わせることで1つの文字が完成する。
 従来のフォントは1文字ずつ完成されたものであったが、「がらふぉんと」では絵柄を組み合わせることで、文字を作る楽しみを味わえるフォントとなっている。