今日のAXIS Gallery

こんにちは。今日のブログ日直の宮崎です。

さて、「できごとのかたち」展が行われるAXIS Galleryは、実は僕の仕事場でもあります。と言っても、ギャラリーの中に机を置いて仕事をしているわけではなく(笑)僕が働いているAXISという会社のビルの中にAXIS Galleryが入っているのですね。しかも、同じフロアで、僕の席の後ろの壁一枚隔ててAXIS Galleryがあります。

ということで、今日のAXIS Galleryの写真を撮って来ました。今日のAXIS Galleryはお休みです。でも中を覗くと人影が。こっそり入ってみるとギャラリー担当の内藤さんが壁を塗っていました。その他にも多摩美の卒業生の人がお手伝いに来てくれていました。こうやって展覧会の合間にスタッフが自分たちでギャラリーをメンテナンスをしているのですね。

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1985年、僕がAXISに入って初めての仕事はAXIS Galleryで行われたフィンランドの建築家のアルバー・アアルトの展覧会。展示デザインが建築家の坂茂さんで、僕が展示グラフィックを担当しました。その時の展示は天井すべてに曲線上に紙管を貼ると言うものでした。隣で仕事をしていると壁の向こうからコトンと言う音がして、ギャラリーに行ってみると紙管が落ちていて、それをみんなで期間中も拾って天井に貼ってました(笑)その後、紙管の建築で有名になった坂茂さんですが、そのルーツは実はAXIS Galleryにあったのですね。

実はこのAXIS Galleryは日本で初めて出来たデザインギャラリーです。それまでアートギャラリーは数多くありましたが、デザインを専門に扱うギャラリーは日本にはありませんでした。1981年のオープンから数えて来年で30周年。実に多くの展覧会がこのギャラリーで行われてきました。チャールズ・イームズやエットレ・ソットサスなどのデザイン界の超巨匠から、さまざまな企業の展覧会、そして学生たちの展覧会。そういえば、あの佐藤卓さんも独立して初めて行った展覧会はAXIS Galleryでした。

僕はAXIS Galleryでは行われる展覧会をたくさん見てきました。同じ空間でもデザインによってまったく違った空間になるのは本当に不思議です。その中でも「できごとのかたち」の展示は学生の展覧会としては、かなりレベルが高いです。これだけ見ている僕が言うのだから本当です(笑)
AXIS Galleryで行う「できごとのかたち」展は今年で3回目。毎年レベルが上がっているこの展覧会のデザインが今年どのようになるのか、今からとても楽しみです。

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2010/3/6-7に行われる多摩美術大学情報デザインコース作品展「できごとのかたち2010 informa desegno」ができるまでのブログです。

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