いよいよ今週末。
多摩美術大学情報デザイン学科情報デザインコース卒業研究制作展2012が開催される。
いままでたくさんの展示準備の裏側を話してきたが、
今回は前回に引き続き、皆様のお手元に届いているかもしれない、
DMのデザインの裏側を話していけたらと思う。
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DMは招待状をイメージし、
デザインしているという話は前回記した通りだ。
裏側に存在している、「party party」というデザインイメージから、
パーティーに来ていただく人達に送るDMは、
やはり招待状のデザインがいいのではないかと、封筒のようなデザインとなった。
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こちらも前回記したが、
これらは、細部にまでこだわってデザインされ、
機能性を考えたデザインとなるために、
何度も試行錯誤し生まれた、1つの作品のようなものだ。
DMは、皆様を会場まで「導く」役割を担っている。
サイズが大きければ、地図が見づらく、持ち歩きづらいのではないか。
開きやすさを重視して、2つ折りがいいのか、
コンパクトに、且つ招待状のイメージに近い3つ折りがいいのか。
ぱっと見て目につく、開けずに見れる情報として
外側に何を載せるか。
では逆に内側には、どこまでの情報を載せるのか。
使いやすさをデザインするために
たくさんのデザイン案が会議の場にだされては、
何度も改善され、今の形となった。
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これを読んでいる皆様の手元には、
私たちからの招待状が届いているだろうか。
会場内のデザイン、展示台、パンフレット、DM、
実際に行われるプレゼンテーション、トークショー、
このウェブサイト、そして当日の私たち生徒の配置まで、
展示会を気持ちよく進めていくために、
どの班も、どのメンバーも、
細部まで注意しながら
ラストスパートをかけ、準備をしている。
「そういえば」これはこんな風に作られたって言っていたなと、
展示会場にて思い出していただき、
別の楽しみ方をしていただけるひとつの要素として、
この「そういえばなし」をお使いいただければと思っている。