みなさんに一番近いところで展示を感じてもらえるのは、
もちろん展示会場に来てもらうのが1番だが、
手元に届いたDMや、会場で販売しているパンフなど
形として残しておけるものこそ、
実は一番長く、みなさんの傍にいられる展示の形なのかもしれないと思う。
今回はそんな、紙面に関わるデザインを担当している「エディトリアル班」について記そうと思う。
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そういえばなし初期の回でも記したが、
エディトリアル班でもある展示代表が展示の顔となるロゴを作ってくれた。
このように一番目立ち、且つ、形として残る物を作っているのがエディトリアル班だ。
テーマの「party party」に合わせDMは招待状のような形に。
さらに、パンフレットは作品だけではなく、
より、私たち自身を知ってもらおうという企画ページもあり、
作品集としてだけではない楽しみ方もできるように考えを巡らせているのだ。
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例えばパンフレットのフォーマット。
個人作品によっては、説明が多く必要なものや、
逆に説明がそんなに必要でないものなど、
作品に個性があれば、パンフレットに載せたい情報にも個性があり、
決して一筋縄では行かない。
何度も何度もフォーマットを作っては、出品者に確認をとり、
ああでもない、こうしてほしいという意見を、
最大限考慮して作られたフォーマットの元に、
この展示のパンフレットは成り立っている。
その他、パンフレットのサイズなども、
こだわって、試行錯誤しながら決められているのだ。
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細部にまでこだわってデザインをする。
機能性を考えたデザインにする。
それらも非常に頭を使う大変な作業だ。
しかし、やはり一番大変なのは、
載せる情報の選別や、情報の提供を待ってからの膨大な作業量にある。
パンフレットなどは特に、
私たち出品者1人1人の個人ページの制作だけでも、
非常にたくさんのページがある。
それを、提供された情報や写真を元に、
決められたフォーマットに従って構成し、ページを完成させなければならない。
たくさんの人数の努力と作業量で
パンフレットやDMなどは作られている。
そういった点にも注目して、手に取ってみて頂ければと思う。