前回、この展示を動かす私たちが6つのグループに分かれている事は話したが、
では各グループでやった事を、いったいどの場で共有しているのか。
今回はそんな仕組みについて話そうと思う。
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そういえば、グループは6つと言ったが、
もちろんこの展示会全体の代表が存在し、大学全体の会議や外部とのやり取りに注力してくれている。
また、代表はロゴのデザインも担当している。
ロゴはこの展示会の「顔」となるもの。
それを代表がデザインしたというのも、私たちの代表、「顔」としての役割のうちの一環のようで面白い。
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この辺りで本題に戻ると、各グループで決めたこと、
また、展示会の方針を確認しなければならないもの、グループの独断では決められないものは、
毎週行われている代表会議の場で擦り合わせが行われる。
代表、マネジメントが議長となり、この会議は進められる。
ここでは各グループの進捗情報などの他、
代表会議に参加していないメンバーの意見なども報告する事で、
毎週会議に参加し情報が行き渡っている人間や、主となって動いている人間が集まる会議の場で
割と主観的に考えてしまいがちな環境に、客観的な意見を取り入れることができる。
それによって、何度も話し合われたものや、初期の案と変わった事柄も存在する。
全班の報告、展覧会全体の話、そして常に代表以外の参加者の意見もまとめなければならないため、
4・5時間にも及んで話し合ったこともある。
それもすべて、私たちの集大成であるこの展示会が、
最も良い形で開催されるようにという気持ちが合ったからこそだ。
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こうして会議を通して決められたことを、また各グループに持ち帰り実行していく。
展示まで残り約1ヶ月となり、各グループの制作もいよいよ大詰めだ。