経験デザイン領域では、情報機器やウェブデザインなど、人が利用する機械やシステム、サービスをデザインするために、人々の「経験」に着目します。「情報」を利用してさまざまな活動をする人々に、豊かな経験価値(楽しい経験や心地よい経験など)を提供するために、情報やサービスのかたちやしくみのデザインに取り組んでいます。

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経験デザイン

フィジカルユーザーインタフェース

担当教員:植村 朋弘

道具をデザインする上で重要となる「機能」を発想しカタチにするには、5W1Hを設定することが手掛かりになります。この授業では、スマートフォンのアプリケーションを取り上げ「使うこと」に着目しながら道具の「機能」と「UI」をデザインしました。使い方がわかるプロトタイプを制作しながら、デザイン展開のプロセスとプレゼンテーションの基礎を学びました。
(株式会社グッドパッチとの産学協同研究)

2年 フィジカルユーザーインタフェース金子 栞

mikke

2年 フィジカルユーザーインタフェース野田 知里

ShoeFit

2年 フィジカルユーザーインタフェース木下 菜奈子

かるたづくり

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経験デザイン

動きと変化の表現

担当教員:吉橋 昭夫

この授業のテーマである「動きと変化」は、時間軸を持っており「描きにくい」情報です。課題制作を通じて、できごとの中の動きや変化に気付き、観察する目を養い、動きや変化を美しく表現することを学びました。第一課題「動きの観察と表現」では、動物や魚の動きから特徴を抽出して動きを表現しました。第二課題「変化の観察と表現」は、料理のなかで起こるさまざまな変化を観察して、変化の様子やパターンを表現しました。

2年 動きと変化の表現山下 都未来

アナグマの遊び歩き

2年 動きと変化の表現白木 理子

ミズクラゲの動き

2年 動きと変化の表現宮﨑 友那

ヘビの舌の動き

2年 動きと変化の表現吉田 小夏

ヒノマルチョウの動き

2年 動きと変化の表現ワラス 由梨

アカカンガルーの歩く動き

2年 動きと変化の表現神取 万由子

卵をかき混ぜる時の変化

2年 動きと変化の表現白木 理子

フライパン上のオリーブオイルの変化

2年 動きと変化の表現関 奈都美

たまごに注がれた生クリームの変化

2年 動きと変化の表現野田 知里

マヨネーズが溶けていく変化

2年 動きと変化の表現村上 斗貴也

黄身を割る時の光の変化

2年 動きと変化の表現油井 千佳子

トマトを切る包丁の切れ味の変化

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経験デザイン

ストーリーテリング

担当教員:矢野 英樹

ワークショップを通じて、身の回りの「世界」や「社会」の感じ方、あるいは自己の考え方を見直すような「発見」を元にしたデザインを学びます。ワークショップでは、ボールやフラフープ等を用いた身体を使うもの、傾聴トレーニングや伝えることを考えるもの、価値や価値観について思考を深めるもの等を行います。

2年 ストーリーテリング
ストーリーテリング受講者一同

STORY TELLING

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経験デザイン

インフォメーションアーキテクチャ

担当教員:管 里織

情報と人を「どのようにつなげるか」を、ウェブサイトの設計・制作フローを体験することで学びます。情報発信側(ビジネスニーズ)と受け手側(ユーザーニーズ)をしっかりと把握し、「わかりやすい」、「探しやすい」、「魅力的」なウェブサイトのコミュニケーションを設計します。

2年 インフォメーションアーキテクチャ
佐藤 栞 / 下見 幸穂 / 白川 望 /
野田 知里 / 山内 春香

情報デザイン大学

2年 インフォメーションアーキテクチャ
上妻 紘人 / 木下 菜奈子 / 白木 理子 /
吉田 小夏 / ワラス 由梨

情報デザイン大学HP

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経験デザイン

あそびのデザイン

担当教員:矢野 英樹 / 吉橋 昭夫

あそびの「ツール」と「ルール」のデザイン。「ルール」という目に見えない情報をデザインするため、自分自身が経験してみることや、身体と五感で感じることからあそびをどのように組み立て、可視化し、ユーザーに提示すべきかに取り組みます。この課題制作を通じて「経験」をもとにしたデザインの考え方や手法を学びます。 (授業協力:株式会社レイアップ/株式会社日立製作所)

3年 あそびのデザイン
倉田 祥子 / 田中 杉奈 / 宮永 富慈子

テクテク

3年 あそびのデザイン
伊藤 友理香 / 川鍋 春菜 / 河野 桃子

宇宙海賊

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経験デザイン

サービスデザイン

担当教員:吉橋 昭夫 / 矢野 英樹

「サービスデザイン」は、ひとの活動・モノ・情報・空間・プロセスを総合的に扱う新しいデザイン領域です。授業ではフィールドワーク、サービスの企画、プロトタイピング、顧客の経験のデザインという一連のプロセスを通じて、サービスデザインの方法を学びます。課題テーマは "Tourism(観光)"です。今年度は「横浜の新しい観光」に取り組みました。観光を幅広くとらえて新たな視点から顧客のためのサービスをデザインしました。(株式会社ディー・エヌ・エーとの産学共同研究)

3年 サービスデザイン河野 桃子

YOKOHAMA Columbus PROJECT

3年 サービスデザイン川端 美嶺 / 向後 新奈 / 松浦 翔太

ジャーナルヨコハマ

3年 サービスデザイン北村 知美 / 森本 めぐみ / 横田 葵

横浜あるくつあー

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2年 フィジカルユーザーインタフェース

mikke

金子 栞


落としてしまった「落しもの」を手軽に探すことができ、さらに写真を撮るだけで簡単に見つけた落しものを登録することが出来るアプリです。メッセージ機能では落しものを見つけてくれた人にお礼を言うことや、自分が登録した落しものが持ち主に届いた場合に知らせてくれます。

2年 フィジカルユーザーインタフェース

ShoeFit

野田 知里


自分に合う靴が中々見つからなかったり、何軒もお店を見て回るのが大変、という女性のためのアプリです。撮影した足の写真から3Dデータを作成し、それを元に「オススメ」される靴と合わせてシミュレーションすることができます。

2年 フィジカルユーザーインタフェース

かるたづくり

木下 菜奈子


親子が一緒にかるたを作れるアプリです。子供が興味のあるもの・好きなものを写真に撮って取り札を作り、その写真に合わせた文章を自分で考えて読み札を作ります。出来上がったら簡単に注文することができ、届いたかるたで親子で実際に遊べます。子供の好きなものへの興味を高め文章力を養います。

2年 動きと変化の表現

アナグマの遊び歩き

山下 都未来


アナグマの動きの特徴はドシドシとした歩き方と頭から上半身おしりの順番に体を倒し一回転する点です。三つのパーツひとつひとつに少し回転を加えたことで手足を前に運んで歩いて行く時の重みのある歩き方になりました。転がり始めのタイミングで三つのパーツに時間差をつけて頭から順番に体を倒すといった特徴を表現しました。

2年 動きと変化の表現

ミズクラゲの動き

白木 理子


脳を持たず、カラダの大部分が柔らかいタンパク質でできているミズクラゲ。一定の傘の開閉運動を行うのではなく、水中の流れの変化や、他のミズクラゲとの衝突によって起きるミズクラゲの動きに着目しました。

2年 動きと変化の表現

ヘビの舌の動き

宮﨑 友那


ヘビの舌の動きのみを抽出し、単純化して動画に落とし込みました。舌の出し入れの動きのみを抽出し、どこから舌が出てくるかわからないといった動画ならではの面白さと、ヘビならではの不気味さを併せて表現しました。

2年 動きと変化の表現

ヒノマルチョウの動き

吉田 小夏


動物園で観察したヒノマルチョウの特徴的な動きを、幾何図形のみを使って表現しました。画面右端から現れたヒノマルチョウが小刻みに首を動かしながらぴホッピングを繰り返し、飛び立っていきます。

2年 動きと変化の表現

アカカンガルーの歩く動き

ワラス 由梨


観察したカンガルーの動きをもとに、前足の動きだけを抽出して簡略化し、二つの点で「歩く動き」を表現しました。

2年 動きと変化の表現

卵をかき混ぜる時の変化

神取 万由子


混ぜられる卵のかたちがどの様に変化するかを、簡略化したアニメーションで表現した作品です。シンプルなかたちの中に動きの変化の要素をとらえて表現しました。

2年 動きと変化の表現

フライパン上のオリーブオイルの変化

白木 理子


常温のオリーブオイルはぬるぬると、もったりとした印象があります。しかし、だんだんと温まっていくフライパン上のオリーブオイルは、次第に水のように滑らかになり不思議な変化をします。大きな塊になったり、細かい塊になったと思ったらまた大きな塊になる。この面白い変化に着目しました。

2年 動きと変化の表現

たまごに注がれた生クリームの変化

関 奈都美


キッシュを作る際に、溶き卵に生クリームを注ぐ過程があります。この作品は、注がれた生クリームが卵液の中で花形に広がっていくところや、不透明度が変化していくようすを観察して制作しました。生クリームのとろりとした質感が感じられるようにこだわりました。

2年 動きと変化の表現

マヨネーズが溶けていく変化

野田 知里


鉄板の上で溶けていくマヨネーズの変化を表現しました。加熱すると透明な油が溶け出し、沸々と泡が出てきます。固形の部分が溶けて小さくなる変化、油がパチパチ跳ねる動き、泡が激しく湧き出る動きの三つを、マヨネーズが溶ける変化としてひとつの作品にしました。1コマ1コマ少しずつ動かして、細かい動きを表現しました。

2年 動きと変化の表現

黄身を割る時の光の変化

村上 斗貴也


決まった形状を持たない液体だけの独特な反射光、そしてその光の形は触れるなどのアクションに対して、ものすごく素直なリアクションをして形を変えます。これが私の中の卵らしい変化だと思い、光の変わり続ける形と箸の変わることがない形を対照にすることで、卵で起きている変化をより強く感じて貰えるように意識しました。

2年 動きと変化の表現

トマトを切る包丁の切れ味の変化

油井 千佳子


今回トマトを包丁で切る時の切れ味の変化に着目し、その感覚の変化を視覚化しました。包丁にかかる切れ味の変化を円の大きさで表し、その表現のみに着目してもらうためにあえて切られる対象であるトマトの要素は消し、包丁、力の変化の要素のみで表現しています。

2年 ストーリーテリング

STORY TELLING

ストーリーテリング受講者一同


ストーリーテリングの授業内でのワークショップの経験を活かし、現在クリエイティブな活動をしている方たちにインタビューしたものを冊子にまとめました。また、インタビューだけでなく編集やデザインもすべて自分達で手掛けています。

2年 インフォメーションアーキテクチャ

情報デザイン大学

佐藤 栞 / 下見 幸穂 / 白川 望 /
野田 知里 / 山内 春香


閲覧者が「大学のファン」となるようなサイトを目指しました。学生主体コンテンツを充実させ、スマートフォンでの閲覧や情報のシェアについても配慮し、現代のニーズに沿った構成にしました。メインのサイトは学業への真摯な姿勢が伝わる整然としたデザイン、特設サイトは学生生活の楽しさが伝わる活気のあるデザインとしました。

2年 インフォメーションアーキテクチャ

情報デザイン大学HP

上妻 紘人 / 木下 菜奈子 / 白木 理子 / 吉田 小夏 / ワラス 由梨


架空の情報デザイン大学という大学を自分たちで設定し、そのサイトを制作しました。「情デ大に行きたい!」を作るというコンセプトのもと、情デ大に「実際に行ってみたい」と「進学したい」、二つの「行きたい」を作るために、メインサイトと受験生向けの楽しいコンテンツを盛り込んだ特設サイトを制作しました。

3年 あそびのデザイン

テクテク

倉田 祥子 / 田中 杉奈 / 宮永 富慈子


戦略型陣取りボードゲーム「テクテク」は、簡単なルールで誰でもすぐに遊ぶことが出来ます。シンプルかつ奥深いルールに加え、盤面を自分でカスタマイズ出来る自由度の高さも兼ね備えています。見た目にも華やかな今までにないゲームです。

3年 あそびのデザイン

宇宙海賊

伊藤 友理香 / 川鍋 春菜 / 河野 桃子


宇宙海賊の子分となって宇宙を探索しお宝を集め、宇宙船に帰るボードゲームです。探索中に爆発プレートが3枚出ると「宇宙大爆発」が発生します。「宇宙大爆発」後は来た道を裏返しながら進みます。仲間と協力し合い全員が無事に宇宙船に帰ることがゲームの目的です。

3年 サービスデザイン

YOKOHAMA Columbus PROJECT

河野 桃子


自らの経験をもとに「横浜」を舞台にアプリを使って「歩く過程を楽しむ」サービスを考案しました。ユーザーはアプリを利用しながら街を歩き、自分が横浜をどのように巡り、どこでどのくらい楽しんだのかを記録します。このサービスでは、最後にそれらをパンフレットに印刷し「新しい自分の横浜観光マップ」を作ることができます。

3年 サービスデザイン

ジャーナルヨコハマ

川端 美嶺 / 向後 新奈 / 松浦 翔太


親子で新聞記者になりきって新聞をつくるサービスを考案しました。 横浜発祥の物の場所を巡り取材をして記事を集め、親子で横浜の歴史を知るきっかけとなるツアーです。ツアーを通して得た体験を新聞にすることで、子供が自由研究として使える教材や、遠方に住む祖父母に送るなど、さまざまなかたちで楽しむことができます。

3年 サービスデザイン

横浜あるくつあー

北村 知美 / 森本 めぐみ / 横田 葵


私たちは横浜を歩いてみて、横浜の魅力は歩いて観光ができることだと気づきました。このスタンプラリー形式のツアーでは、参加者は「あるくスポット」でもらったアイテムで靴を飾りながら横浜を巡ります。横浜を歩けば歩くほど靴が綺麗に飾られていき、自分の横浜観光が目に見えるかたちになるサービスをデザインしました。