ARTEC

目的と体制

成果目標・ARTECデータベース

ARTECアーカイブに取り組む大学連携研究グループでは、ARTEC資料のデジタルアーカイブ作業を行う。そこで取得したデータは、多摩美術大学アートアーカイブセンターが開発した「TAUArtSearchEngine」を使用して、データベースに登録する。タグ検索による柔軟なソート検索が可能な「TAUArtSearchEngine」の特徴を活かして、膨大なARTEC資料を体系的に理解しやすく、有効的に活用できるデータベースを設計・構築する。
1980年代〜90年代にかけてというのはインターネット前夜であり、この時期の作家資料は紙媒体やフィルムなどデジタル化の対象にならず、Web検索でもヒット数が極めて少ない実状があり、ここに残っているアナログ資料をデータ化することは、メディアアート史の解明のために意義深いものとなる。

成果目標・ARTEC全記録

1980年代〜90年代にかけての日本のメディアアート形成前夜の全貌を知る文献を目指して、ARTEC資料を統合的に整理編集し「ARTEC全記録」の編纂に取り組む。
そこでは1990年代当時、エレクトロニクスを中心にした技術立国日本を支えたハイテク産業と、アート表現との深い関係が明らかになる。

助成:文化庁メディア芸術アーカイブ推進支援事業
多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース
森脇裕之研究室
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