ARTEC

ARTECとは

メディアアートの源流

名古屋国際ビエンナーレARTECは、1989年に名古屋で開催された世界デザイン博と同時にスタートし、1997年まで隔年で合計5回開催された、国際的に大規模なアートフェスティバルだった。
当時としてはオーストリア・リンツの「Ars Electronica」やカナダ・モントリオールの「Images de Future」、アメリカの「SIGGRAPH」などと並び、世界最大規模のアート&テクノサイエンスの作品が集まる国際的なアートフェスティバルだった。

当時はメディアアートの黎明期であり、国内外から関心が高まるなかで、世界的に大きな影響を与えた催しだった。

メディアアートの歴史

1980年代にメディアアートの元祖と呼ばれる山口勝弘が率いるグループアールジュニ主催の「ハイテクノロジー・アート」展がARTECの母体となった。
ARTECの開催終了年度である1997年に文化庁メディア芸術祭、NTTインターコミュニケーションセンターなどがスタートしており、日本のメディアアートを形成する主要なモデルケースとなったのがARTECであった。

ポスター

名古屋国際ビエンナーレARTEC'89 ポスター

会場:世界デザイン博 メイテック・中日新聞・CBCパビリオン 

名古屋国際ビエンナーレARTEC'91 ポスター

会場:名古屋市美術館、名古屋市科学館、白鳥公園

名古屋国際ビエンナーレARTEC'93 ポスター

会場:名古屋市美術館、名古屋市科学館、白鳥公園

助成:文化庁メディア芸術アーカイブ推進支援事業
多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース
森脇裕之研究室
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