Past and Future plan for “Gravity and Resistance”.
2003年よりスタートした「重力と抵抗」プロジェクトは、様々なバージョンへと発展中で、今後の展開も含めて現在進行中のプロジェクトである。
2004年は、YCAMでの発表の後、ヨーロッパでの展示が予定されている。


[Project biography]


Tower Project   1994-
unfinished
あらゆるタワーから社会背景や歴史を考察していくフィールドワーク・プロジェクト.


POOL   2000- unfinished
水のない音と光の層で構築された25m仮想のプールを制作する現在進行中のプロジェクト


Particle Version  Jan 2003
"Gravity and Resistance: The Version of particles", Tama Art University, Media Center, Jan 2003, Tokyo.
粒子の個々の粒の運動がプロセスとして、時に組織化し、様々に関連しあい、集合として新たな流動運動を作りだすプロジェクト。





The Version of the Anechoic Room  
March 2003

"Gravity and Resistance: The Version of the Anechoic Room", NTT Intercommunication Center [ICC], March 2003, Tokyo.
このインスタレーションでは、無響室内に重力や抵抗、2つの引き会う引力磁場のような仮想の力を設定し、そこに観客が入ることにより、空間が音と光によって変容していきます。 この力学場では、体験者の身体の状態・動きによって生まれる力に、常にカウンターバランスとして働くコンピューターの計算による反力が抵抗しあいます。
"

"High Line" Architectural Plan  May 2003
ハイライン:方向性の連鎖--重力と抵抗の構図を建築プランに転化したプロジェクト
 

at V2_Rotterdam, Workshop and Symposium  June 2003
"Gravity and Resistance": Workshop and Symposium, V2 Organisate Rotterdam The Netherlands, June 2003.
オランダ・ロッテルダムで開催されたゼログラヴィティでのワークショップとシンポジウム





「gravicells[グラヴィセルズ]− 重力と抵抗」,
YCAM:山口情報芸術センター
  2004年5月15日〜6月20日
参加している体験者全員の動きと変化が、センサーを通じて床構造、GPS、音・光(LED)・幾何学画像の動きに生成され、空間全体が大きく変容していく体験型のインスタレーション作品。

[ 制作準備中の写真]


■アーティストプロファイル
三上晴子
アーティスト。
1984年から情報社会と身体をテーマとしたインスタレーション作品を発表。1992年から2000年までニューヨークを拠点に活動。1994年からは知覚によるインターフェイスを中心としたインタラクティヴ作品を中心に発表。1996年視線入力技術を応用した作品「モレキュラー・インフォマティクス」(キヤノン・アートラボ企画展)を発表。ロッテルダムDEAF(オランダ.1996,1998)、ミロ美術館(スペイン1999)、ナント美術館(フランス,2000)、ベルリン・トランスメディアーレ(ドイツ2002)など、ヨーロッパ各地でも多数の展覧会を行う。1997年NTTICC開館時の常設となった聴覚と身体内音による作品「存在、皮膜・分断された身体」を発表。その他、触覚による三次元認識の作品などがある。現在東京在住。多摩美術大学助教授。
http://www.idd.tamabi.ac.jp/artworks/index.htm

市川創太
建築家。doubleNegatives主宰
1995年より空間の表記方法をテーマにしたプロジェクトを開始し、身体と視点・観測点の関係を切口に、建築を成立させる様々な拡張領域を考察する。1997年ドイツのメディア・アーティストKnowbotic Research(ノウボティックリサーチ)の東京におけるプロジェクト《IO_DENCIES》に参加。1997年にライフスケープ研究所に入所、荒川修作+マドリンギンズの数奇屋建「ひなやプロジェクト」の基本設計および実施設計を担当する。1998年に多領域から専門家で構成する建築ユニット「doubleNegatives」(ダブルネガティヴス)を開設。建築家としてディレクションを手掛ける一方、個人としてソフトウェア開発や、ネットアート、クラブイヴェントでのVJなども行う。2000年宮城県に新設された「感覚ミュージアム」に参加し、常設のインタラクティブ作品である音の建築「dqpb #2.0-dynamic quadruple phonic building」を発表。
www.doubleNegatives.jp


 





■Project biography


■「重力と抵抗:粒子と流動バージョン」
2003年1月 多摩美術大学メディアセンターホール
”Gravity and Resistance": The Version of particles", Tama Art University, Media Center, Jan 2003, Tokyo.
■「重力と抵抗:無響室バージョン」
2003年3月 NTTインターコミュニケーションセンター「コミュニケーションの現在2003」
”Gravity and Resistance": The Version of the Anechoic Room". NTT, Intercommunication Center [ICC], March 2003.
■「マイクロ・グラヴィティ」シンポジウムとワークショップ
2003年6月 ロッテルダム(オランダ)
”Gravity and Resistance": Workshop and Symposium. V2 Organisate, Rotterdam, The Netherlands, June 2003.

■「グラヴィセル:重力と抵抗」
2004年5-6月 YCAM:山口情報芸術センター個展
“gravicells - gravity and resistance”":YCAM: Yamaguchi Center for Arts and media], May to June 2004..


©Gravity and Resistance project 2004