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2 0 2 4 年
多 摩 美 術 大 学 情 報 デ ザ イ ン 学 科
メ ディ ア 芸 術 コ ー ス
卒 業 制 作 展

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Statement

私はあえて言葉を濁していたい。二項対立で語ることのできないリアリティとして。


1. 境なく広がるグラデーションを手放さずに跳躍する。
2. 波に揉まれながら、体の動きと水の揺らぎを知る。泳ぎ、泳ぐことで自身を位置付ける。
3. 泳ぎ手は水の抵抗を常に意識する。感触や音、視覚的要素、動きに対する鋭敏な洞察と内省的な考察が現れる。それはふるまいであり、時折り表現にもなる。
4. 観察者はシーサイド、またはボートの上で美学や物語に結びつける。もちろん、新しいふるまいに繋げることもできる。


この4つの手順をもって、「歪なクロール」は肉体的な経験をともなった相互作用をもたらす。 自己と他者とのあいまに絶えず生まれる小さな波は、不規則なストロークによってかき混ぜられ、また新たな波になる。

私は泳ぐ。よって私は泳ぐ。

shitanami
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2024

2月15日(木) ー 2月17日(土)


横浜市民ギャラリー


JR・市営地下鉄桜木町駅から徒歩 10 分
京急「日ノ出町駅」から徒歩 8 分

  • access


  • 開場時間

    2.15(木) 12:00ー17:30
    2.16(金) 10:30ー17:30
    2.17(土) 10:30ー17:30




    Event

    「メ芸人生すごろくクロストーク」


    開催期間
    2024年 2月16日(金)15:00ー17:00

    出演
    小田原のどか、片岡純也、たかくらかずき、熊谷颯馬(敬称略)

    出展学生のほか、本学科教員、外部の方をゲストにお招きし、コロナ禍やメディア芸術祭の終了、AI の進化などにより変化した価値観を人生すごろくを通して俯瞰し、この4 年間はなんだったのかを掘り下げていくトークイベントを行います。



    Guest

    guest_takakura

    たかくらかずき

    1987 年生まれ、山梨県出身/京都在住。東京造形大学大学院修士課程修了。3DCG やピクセルアニメーション、AI、 VR、NFT などのテクノロジーを使用し、仏教などの東洋思想による現代美術のルール書き換えとデジタルデータの新たな価値追求をテーマに作品を制作している。作品は日本を中心に山梨県立美術館、メキシコ、ボストン、韓国、ニューヨークなどで展示。京都芸術大学非常勤講師。劇団範宙遊泳アートディレクター。

    guest_kataoka

    片岡純也

    セロテープや電球など身の回りにある日用品の観察を起点とし、回転、重力、風力などのシンプルな物理的エネルギーを日用品に与えるなかで「予想通りのことが起きているのにそれ以上の何かが起きている」という状況をつくりだす。アートユニット「片岡純也+岩竹理恵」として活動している。主な展覧会に、「瀬戸内国際芸術祭2022」(宇野エリア/岡山)、「MOTアニュアル2020 透明な力たち」(東京都現代美術館/東京)。

    guest_odawara

    小田原のどか

    1985年宮城県⽣。彫刻家、評論家、出版社代表。芸術学博⼠(筑波⼤学)。著書に『近代を彫刻/超克する』(講談社、2021)、『モニュメント原論──思想的課題としての彫刻』(⻘⼟社、2023)。共著に『この国(近代⽇本)の芸術──〈⽇本美術史〉を脱帝国主義化する』(⽉曜社、2023、山本浩貴との共編)。個展に「近代を彫刻/超克する−津奈⽊・⽔俣編」(つなぎ美術館、熊本、2023)。3月から国立西洋美術館と東京都現代美術館のグループ展に参加。

    guest_kumagai

    熊谷颯馬(学生)

    メディアラボの4年生です。
    Unreal Engine5でゲーム制作をしています。