<インスタレーション>
かつて生物として活動していた博物館の骨格標本は、ただの物体であると言えるのか。 生き生きと動き、意志があるように感じるロボットは、ただの物体であると言えるのか。 空を飛び回るカラスが、精巧に作られた機械ではなく、確実に生物であると言い切れるのであろうか。 生物は、そのもの自身の本質よりも、それを何であるかと捉えるイマジネーションによって誕生しているのではないか。 生物と無生物の中間的なものを表現することにより、我々の生物への認識を再び考えさせる。