鎌田 潤一

<写真インスタレーション>

世界の裏側を展開させる。といってしまうと大袈裟なのだが
言語化だけは避けたい日常に埋もれた事象が確かに存在する。
それを抽出し炙り出してみる。
正攻法の頓知で説明しようとしたら、斜め上にスライドしてしまい
ねじってみたら穴が空いたので、ひとまず攪拌もしてみた。
そしたら記号になったので高度な数式も必要だった。
原型もなく複雑になって果てしなく遠ざかってしまったのだが

近づいている。これでいいのだ。