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展覧会情報

多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース卒業制作展 TANGRAM
会期 2014年3月14日(金)- 2014年3月16日(日)
時間 11:00 - 21:00
場所 横浜赤レンガ倉庫1号館
入場無料

主催 多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース有志


コンセプト

TANGRAM(タングラム)とは正方形を幾つかに切り分けたものを使い形を作る有名なシルエットパズルです。様々な形のピースを自由な形にして遊べる玩具として、子どもの頃、親しんだ方もいるでしょう。このパズルの特徴は「答えがない」ということです。つまり「答えが無数にある」と言うことになります。多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コースには、このタングラムのピースとなる個性豊かなアーティストが集まってます。本展に参加するアーティストは、日々、答えのないパズルに想像力を働かせ、それぞれの答えを導きだしています。タングラムのパズル同様、芸術もまた、私たちの知性と想像力に働きかけ、いつでも異世界へと旅立たせる力を持っています。ここで生まれるかけがえのない体験、豊かさが、私たちの日常への新たな視点を呼び起こし、日々の生きる力を見いだすきっかけになると幸いです。

ごあいさつ

多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コースは、1998年の創設以来、アニメーション、インタラクティブアート、デジタルフォトグラフィー、ビデオインスタレーション、コンピュータグラフィックス等々、20世紀後半に生まれた新たな表現や方法を探究してきました。21世紀に入り激変のつづくメディア環境を背景に、近年ではコミュニティーアート、プロジェクションマッピングを含む映像インスタレーション、バイオアート、モバイル時代のエンターテイメントなどにも力を入れ、ますます多様化する領域のフロンティアを開拓しています。本年の卒業制作展がタイトルにとりあげたTANGRAMは、幾何学図形を使ってさまざまな形をつくるパズルとして知られています。世界中で親しまれている遊びですが、その成り立ちははっきりとしていません。唐(Tang)の図形(Gram)という解釈から中国を起源とする説がありますが、確かにモノの輪郭を影絵として見る方法として、映像の始まりの気配が感じられます。数学的な思考と映像的な感覚の組み合わせは、科学と芸術がクロスしたところに生まれたメディア芸術にも共通します。有限個の要素が組み合わせてできる、無限のイメージ群は、人間のもつ想像力の素晴らしさを示しているのです。学部の4年間は長いようで短いものですが、本展に出品されている作品は、すべてその限られた時間のなかから、自らの知識と感覚を通して取り出されたフレッシュなものばかりです。それらのなかには、変動する時代の様相や明日の社会の輪郭を予感させるような表現もあるかもしれません。時代を共に創造してゆこうとする者が力を合わせ、互いの才能を組み合わせながら作り上げる、最初の本格的な展覧会です。ご来場のみなさまには、どうかご高覧いただき、その意気込みを感じていただきたいと思います。会場を満たす光と影と音の重なり合いのなかに、もしも夢や希望の形が感じられたならば、ここから船出してゆく卒業生にとってこれにます喜びはないと信じる次第です。

多摩美術大学 情報デザイン学科長 港千尋



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(c)Tama Art University Information Design Department of Art & Media Course , 2014