授業内容
社会デザイン I
では、感情や感覚に働きかけるデザインの研究と制作をしています。今年度は、3つのゼミで、映像、体験、それらをまとめる実践的な課題に取り組みました。
映像には、触れることはできません。ですがその映像は、視聴者の心に触れることはできます。写真や絵画のように永遠の時間は存在しません。つくり手の考え、想い、そして映像と音を用いた美しい表現。それらを丁寧に観てくださる方に届くようにデザインしていきます。
課題文
グッとくる「時」の魅力をあの手この手で伝えてください。
映像という「あの手」を用いてください。
担当教員によるコメント
この作品は、人が過ごす時の流れと想う尊さを静かにそっと伝えてくれます。水平線と共に映る二人の友情をみると、どうしても涙が出てしまいます。不思議です。しばらく経って見返すと、また熟成されてより良い時を感じさせてくれる気すらします。
人のことを大切に想う人だからこそ、創り上げることができたのではないでしょうか。一つ一つのシーンを丁寧に選び、尊い時の流れを梅野さんらしく想い描いてくれた作品です。
教員・林 響太郎