授業内容
この授業では、ユーザーに多様な「あそびの経験」を提供するために、あそびの「ツール」と「ルール」をデザインします。
製作しながらユーザーの視点に立つために、製作者自身が経験して身体と五感で感じることを重視しています。そこから遊びやゲームに含まれるルールをどのように扱い、組み立て、可視化し、ユーザーに提示すべきかを考え、経験を元にしたデザインの考え方や手法を学びます。
課題文
さまざまなあそびの経験をもとに、アイデアを発想して展開します。その上で、楽しさやおもしろさを感じるように構築し、ユーザーの新たな「あそびの体験」を生み出してください。
このために試作とテストプレイ、その改良を経て、実際に遊べるゲームとルールを記述したガイドブックなどを制作します。
担当教員によるコメント
樹木をモチーフとした、組み立てる玩具です。樹木の葉や枝や根を模したパーツがいくつもデザインされており、組み合わせて多様な樹を自立させられます。いろいろな形状ができるのが面白く、飽きずに繰り返し遊べます。
多様なアイデア展開から始まって、3Dプリントしたパーツの試作を何度も繰り返すことで、割れずに接合でき、しっかりとつながりつつも分解可能な形状に仕上げた優れた作品です。
教員・矢野 英樹