授業内容
社会デザイン I
では、感情や感覚に働きかけるデザインの研究と制作をしています。さまざまの社会課題を解決するためには、多くの人の行動変容が必要です。それは多くの人の意識変容と態度変容から生まれます。前期ではベーシックなテーマを設定し、人の気持ちを動かす力を養うための実践的な課題を行いました。
具体的には「時」をテーマに、映像と体験のデザインを行い、それらをまとめるコンセプトブックの制作を行いました。宮崎ゼミでは、特に自身がデザインした価値を自身に問い、映像と体験、コンセプトブックの3つを展示して、デザインプロセスやコンセプト、デザインの成果を総合的にまとめて人に伝えるデザインを行いました。
課題文
心にグッとくる「時」の魅力を「あの手この手」で伝えてください。
映像と体験のデザイン、それらをまとめるコンセプトブックを総合的に展示し、その価値を伝えてください。
担当教員によるコメント
作者の松田は早い段階で「時に縛られない」というテーマを設定し、映像作品『RAINBO』と体験作品『GYM SESSION』を制作していきました。
雨が禁じられた世界で雨に憧れたロボットの物語の3D映像作品と、筋トレとジャムセッションを掛け合わせてみんなで演奏する体験作品。それらをまとめたプラモデルの解説書を模したコンセプトブックは、どれもが秀逸なデザインで、とても高いクォリティで纏められました。
教員・宮崎 光弘