授業内容
記憶と記録についてのメディア表現技術を身につけ、メディアによるコミュニケーションについて実践を通して考察を行います。
ワークショップとプロジェクトを通して、
パブリッシング(出版)、エキシビション(展示)、ブロードキャスティング(放送、ジャーナリズム)、サイネージ、ネットワークメディアなど様々なメディアを横断的に用いて、情報を可視化する表現技術を身につける。
講評会においては、学生に自作のプレゼンテーションを課し、クリエイターとしてのプレゼンテーション能力を修得します。
課題文
日記をつける体験を通して、自分の中に存在する内言語の観察を行いましょう。
その観察された情報を題材に、どのような記録が行われたかの分析を進めます。最終的に、常識に囚われることなく新たな形式に変換しさまざまなメディアを横断するデザイン、新しい伝え方を試みましょう。
担当教員によるコメント
作者は生活する中で財布の中に増えていくレシートから着想し、新たな日記のフォーマットをデザインしました。
レシートの形式に日常の記録を行う日記の作成を行なっていましたが、そこで終わらずに、レシートを題材にした冊子を作成し、人々がレシートの形式に興味を持つコミュニケーションデザインとしてのデザインを試みました。日常に潜むレシートの魅力を伝えるメディアになりました。
教員・清水 淳子