POPCORN
3年
水野 未涼
編集表現演習
社会デザインⅡ
映画館で誰からも見られることなく口の中に放り込まれ、生涯を終えるポップコーンたちですが、実はよくみると一粒一粒が個性的で面白いビジュアルをしています。
このことから身近なものへの意識改革を目的に、ポップコーンを、POPCORN(ポプコン)という種族として図鑑に表現してみました。
授業内容
本演習では、デザインの姿勢をベースに情報をどのように編集・構造化すれば、コンテンツのポテンシャルを引き出し、異なる表現媒体の特性を有効に機能させることができるのかという課題に取り組みます。
「観察と採集・情報の編集・表現の検証と伝達」といった過程でプロジェクトと向き合い、柔軟なデザインの思考と表現技術の向上を目的とします。
課題文
自身の観察から発見した「面白さ」を、平面や映像、空間や立体物などの2種類以上のメディアへとデザインし、鑑賞者にその「面白さ」を伝え共有できるものを制作してください。
担当教員によるコメント
ここにある行為は何なのか?何かの役にたったり、社会において機能するものでは無いようです。 しかし、ただのポップコーンの粒を、ここまでしつこく楽しみながら向き合ってできたビジュアル写真集から私達が得られる感覚は、とても豊かなものであると私は感じます。 人はどこまでも好奇心を持ち生きて良いのだという喜びが、この作品には潜んでいると思います。

教員・岡崎 智弘