モノと言葉の構造 対義ネゴ
3年
板橋 楽
編集表現演習
社会デザインⅡ
対義語の言葉の構造の面白さを伝える作品を制作しました。対義語は意味の全体のほとんどは共通で、ある一点においてのみ言葉を反対にさせる軸があり、その軸を変えると無限に対義語ができます。
また、対義する言葉の間には微妙なグラデーションがあります。この気づきを二つのメディアで表現しました。
授業内容
本演習では、デザインの姿勢をベースに情報をどのように編集・構造化すれば、コンテンツのポテンシャルを引き出し、異なる表現媒体の特性を有効に機能させることができるのかという課題に取り組みます。
「観察と採集・情報の編集・表現の検証と伝達」といった過程でプロジェクトと向き合い、柔軟なデザインの思考と表現技術の向上を目的とします。
課題文
自身の観察から発見した「面白さ」を、平面や映像、空間や立体物などの2種類以上のメディアへとデザインし、鑑賞者にその「面白さ」を伝え共有できるものを制作してください。
担当教員によるコメント
この作品からは、作者の純粋な楽しさを感じました。デザインとは人との関係性の中にあります。
多数のシンプルなイラストレーション群は的確に抽象的な意味や感覚を捉え、観る人の心の中に不思議な感覚を生みます。
「対義語」という概念へのニコニコとした眼差しそのものに、独特でユーモラスな楽しみと集中力を感じました。

教員・岡崎 智弘