うぉんちょ
3年
平井 優奈
清水ゼミ
メディアデザインⅡ
私達は日々の生活の中で常にwantと戦っています。「もし、我慢した物を買った気分で貯金したらいくら貯まるだろう?」そんな好奇心から生まれたのが、wantを貯金する新感覚アプリうぉんちょです。
目に見えないストレスを形にすることで、達成感が生まれると同時に次の節約へと導いてくれます。
授業内容
「経験 あるいは 体験 ── 実験の結果が経験である」
経験・体験・実験に共通の概念「験=きざし(兆し)、ためし(試し)」はデザインできるのでしょうか?
わたしたちの先達は experiment(実験)や experience(経験)を「未知のものへのアプローチ」と捉えていました。
「未知のものへのアプローチ」とはどういうことなのか?ここで行なうことは「実験」でいいのです。実験には失敗がつきもの。失敗もひとつの「経験」になります。
この授業では「実験と体験の交差点」を探します。
課題文
見たもの、聞いたもの、食べたもの、着ること、寝ること、話すこと、自分が1週間を過ごす中で得る体験は、その場で消えてしまいます。
どのようにしたら、残すことができるでしょうか?絵として描くこと、映像をとること、録音すること、数を数えること、詩にすること自分の体験を記述するにふさわしい表現方法を探りましょう。またその記述を残すためのメディアを考えましょう。
担当教員によるコメント
この作品は、誰でも体験したことのあるついつい無駄な買い物をしてしまう瞬間を元にデザインされました。
何か欲しくなった瞬間に買ったつもりで、その額を貯金するという「つもり貯金」の体験を、より楽しくできるようなツールです。
自分の欲求をリフレクションする設計が織り込まれており、子供から大人まで実用的に活用できるデザインになりました。

教員・清水 淳子