MODEL WALK
2年
片山 祐美子
UI/UXデザイン演習
「あの人の服可愛い!どこで売ってるんだろう…」と私自身が、よく街中で歩いている人の服が欲しい、と思うところから、このアプリを発想しました。
ユーザーが着ている服を購入できるリンクを登録して街を歩き、その服を気に入って買った人がいたら、服の購入代金の一部がもらえる仕組みになっています。
街中自体がランウェイになる、新しい服の買い方を提案するアプリです。
授業内容
本授業では、サービスの企画からスマートフォンアプリ等のデザインを通して、UI/UXデザインの基礎を学んでいきました。
学生達は、自己の経験を手がかりに5W1H(Who/When/Where/What/Why/How)+Feel など使用状況の設定を行い、アプリを使用するシナリオの発想からアイデアを展開し機能を設置していきました。 それをもとにステークホルダー・ペルソナの設定、カスタマージャーニーマップをもとに検討していきました。さらにシミュレーションモデルの制作及び評価を行い、プレゼンテーション方法からポートフォリオの作成まで、デザイン展開のプロセスを学んでいきました。
課題文
課題のテーマは「自分の生活の中から新しい経験を生み出すアプリケーションのデザイン」です。
自分の生活からコミュニティ、広くは社会の問題を取り上げいかにそれを解決できるかについて、自由な発想で展開していきました。特に自分の生活・体験を出発点として誰かのために役立つサービスにつながっていくことを念頭に進めて行きます。また社会の中で持続できる GIVE & TAKE の関係を作る仕組みを提案することも必須としました。
アウトプットは、スマートフォンに限らず、サイネージ・PC・タブレットから、カードや機械などの提案も可能としました。
担当教員によるコメント
『MODEL WALK』は、街の中で見かけた人の気になるファッションアイテムに関する情報を得ることができます。知らない人のファッションアイテムの詳細情報がアプリに表示され、気に入れば購入できます。
直接は話かけられなくても気になるファッションとの出会いによって手に入れることができます。ネット検索やお店に足を運ばなくても、街の中で購買できる提案です。新しい購買行為の領域へ広がる可能性を持つアプリとして評価しました。

教員・植村 朋弘