タイなひらがな
2年
原田 知可子
文字表現演習
タイ好きが高じて、タイ語のようなひらがなを作りました。あ〜タイ行きタイ。
授業内容
前半に「文字」の既成概念にとらわれない情報の可能性を探り、後半は自作のタイプフェイスをデザインする上で「文字のつかいかた」について深めます。
このふたつのフェーズを通してタイポグラフィに対する理解や発想・表現を深め、文字のカタチ、コトバの意味・コミュニケーションツールとしてのみに収まらない、文字の持つ新しい可能性を探っていきます。
課題文
各自「かたちの理由」を明確にし、あたらしい「ひらがな」をデザインしてください。
また、「ことば」として連なったときに前後で影響し合い変化する文字のかたちを 「合字(リガチャ)」として作り、 デジタルフォントに組み込んでください。
担当教員によるコメント
タイが好き!タイに行きたい!そんな気持ちからスタートしたフォント作り。タイ文字の母音と子音の組み合わせとそのかたちを研究し、それらを利用しひらがなのかたちを作りあげました。
論理的にも視覚的にも説得力があり、かつ楽しく実用的なフォントになりました。リガチャで文字のかたちを変えたくない、と思案した結果「おいしいよ」と打つとその上にフォークが出てくるのもユーモラス。タイ好きが溢れたフォントです。

教員・塚田 哲也