2年
展示計画演習
授業内容
実際に展覧会を作る授業です。2008年から続く、情報デザインコースの課題作品選抜展「できごとのかたち」を学外のギャラリーで開催します。
会場設計、展示グラフィック、広報、運営など、全て学生で企画・制作します。
空間をメディアと捉え、展覧会という体験をデザインするこの授業は、個々の作品課題では経験できない協業と実践に取り組む機会となります。
課題文
2022年度の『できごとのかたち展』のテーマは「間」です。
あらゆるヒト・コト・モノなどに「間」は存在します。
普段は見ることのできない「間」について、それぞれの作品や展示全体を通して意識していただけるよう、本展をデザインしました。
特に、カタログを小さく厚くすることで、本棚に入れた時に他の本との「間」が生まれるようにデザインしました。
また、展示空間に大きなフレームを設置することで、展示空間の中で「間」を感じるよう演出しました。
担当教員によるコメント
30名の履修生でひとつの展覧会を約3ヶ月という短い期間で作り上げました。
グループワークや、学外の人への依頼や連絡など、経験したことのない難しさに直面しながらも、力を合わせ、展覧会を見事に開催させたことを高く評価します。 特に今年は、展示班が設営や撤去の段取り、当日のオペレーションや作品の管理をしっかり計画し、スムーズに現場を進行していたことが素晴らしかったです。

教員・安藤 僚子