授業内容
プログラムによる視覚デザインの端緒をp5.jsを通して学びます。
プログラムの最初のステップとしてJavaScriptの基本文法から学びつつ、p5.jsの描画機能を主に扱いながらコンピュータとグラフィックデザインや抽象画などを橋渡しするようなコンセプトを学んでいきます。
2D平面において制御構文やアルゴリズムを用いて視覚表現を制作する力、発想力を養います。
課題文
p5.jsを用いて、「ダイナミック・アイデンティティ」を企画・制作します。「ダイナミック・アイデンティティ」とはデザイン規則やルールそれ自体をアイデンティティとでき、展開する媒体に応じて動的に振る舞う視覚デザイン素材、ロゴなどを指します。
プログラムによって描画原理を記述し、一意に定まらず多様に展開される図像を制作し、同時に展開例も提示してもらいます。
担当教員によるコメント
黒い長方形と白い菱形のみで構成されているにもかかわらず、乱数によるリズムの崩しを効果的につかい、極めてシンプルでありながら見ていて飽きさせないアニメーションを提示しています。
展開例として、バリエーションを考慮したパッケージへの適用を想定しており、ビジュアル・アイデンティティとしての機能性もよく考えられています。
教員・永松 歩