Cocoon
1年
Huang Wanting
プログラミング基礎Ⅰ
インスピレーションは蚕と蚕繭の構造であり、リアルさを追求するため、画面は主に多くの円形で構成されます。 座標計算や時間要素を追加し、円形が自然な動きを生物のようにすることができるようにしています。色には明るく鮮やかな色を使用し、ブランドに若々しい特徴を与えることを目指しています。
授業内容
プログラムによる視覚デザインの端緒をp5.jsを通して学びます。プログラムの最初のステップとしてJavaScriptの基本文法から学びつつ、p5.jsの描画機能を主に扱いながらコンピュータとグラフィックデザインや抽象画などを橋渡しするようなコンセプトを学んでいきます。
2D平面において制御構文やアルゴリズムを用いて視覚表現を制作する力、発想力を養います。
課題文
p5.jsを用いて、「ダイナミック・アイデンティティ」を企画・制作します。「ダイナミック・アイデンティティ」とはデザイン規則やルールそれ自体をアイデンティティとでき、展開する媒体に応じて動的に振る舞う視覚デザイン素材、ロゴなどを指します。
プログラムによって描画原理を記述し、一意に定まらず多様に展開される図像を制作し、同時に展開例も提示してもらいます。
担当教員によるコメント
実在の文化施設である、シルク博物館のビジュアル・アイデンティティを念頭に、制作された動的グラフィックであり、円を複数重ねることで表現された蚕のアニメーションとして表現されています。
背景、図像の配色や細やかなグラデーション、点描がよく演出として機能し目を引くものになっています。サイネージでの表示や印刷物やグッズなど様々な展開がされることがよく考えられています。

教員・永松 歩