授業内容
今までにないアイディアをデザインとしてカタチにしていく際のコミュニケーション言語を学ぶ授業です。
学生たちは、7週間という限られた時間の中で、アイディアの発想から、チームビルディングを行い、プロトタイプの作成に挑戦します。
アイディアスケッチ、ジャーニーマップ、ステークホルダーマップ、ダーティプロトタイプ、MVPなどのフレームを習得しながら、コロナ禍で当たり前になったオンラインでのデザインミーティングを可能にするため、miro、Notion、zoom、Slackなどのツールの利用も体験します。
最終的に展示というメディアに情報を落とし込み、自分の脳内にあったアイディアが他者に伝わるかどうかを体験します。
課題文
「教室」(Classroom)
とは、一般的に学校で授業を行う部屋のことです。しかし、コロナ禍により、物理空間としての教室は感染のリスクがある場所となり、オンラインでの学びが全世界的に急速に広がり、オンラインでのやりとりは、家から出る必要がなく、世界中から受講できるようになりました。
チャットや絵文字でのやりとりも可能で、耳だけ参加すること、目だけで参加すること、さまざまな参加方法が生まれました。さらに、オンラインで起きたできごとはデータとして録画も保存可能で、時間差での参加も容易になりました。
時間も空間も拡張可能な時代で、各自が考える新時代の教室のあり方を描く実験を行います。
担当教員によるコメント
色について学ぶ方法として、このチームが着目したのは靴下です。ファッションをカラフルにするには勇気が入りますが、靴下をカラフルにすることは比較的ハードルが低いという発見から発想を広げて、毎日履く靴下から色について学ぶサービスを作り上げました。靴下をひとつのメディアと捉え直した点もユニークです。
実際に自分自身で色を身につける靴下だからこそ、可能な学びをデザインしています。
教員・清水 淳子