多摩美術大学情報デザイン学科情報芸術コース卒業制作展 INIT.
会期 2012年3月9日(金)- 2012年3月11日(日)
時間 11:00 - 21:00
場所 横浜赤レンガ倉庫1号館
入場無料
お問合せ先 0426-79-5634(情報芸術コース研究室・仁田)
横浜赤レンガ倉庫1号館 〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港1-1-1 (Google Maps)
JR・市営地下鉄「桜木町駅」より汽車道経由で徒歩15分
みなとみらい線「馬車道駅」より徒歩6分
この卒業制作展示は出展者54人の出発点であり、1人のクリエイターとして認めてもらうための入り口です。本展覧会ではアート、デザイン、映像など、新しいメディアやテクノロジー、発想を用いて作られた作品を展示します。
創造と想起の力
多摩美術大学情報デザイン学科長 港千尋
この作品集は、ひとつの証しです。歴史に深く刻まれる年となった2011年、日本ははかり知れないほど大きな破壊と喪失を経験しました。複合災害の影響が強く残り、復興へ向けての長い道のりを歩みだしたばかりの時期に、これらの作品は生まれたのです。茫然自失の状態から我に返り、いまできること、すべきことに悩みながら、制作されたこれらの作品は、わたしたちの使命が「創造」にあることを示しています。危機を乗り越えるのは、現実と向きあい自分の表現を貫くことだと証明した。誇りに思います。いっぱい詰まっているのは、夢みる心と未知へ踏みだす勇気。それこそが未来を引き寄せる力になると信じて、ともに前へ進んでゆきたいと思います。
芸術の新たなフレームワークの創出
多摩美術大学情報デザイン学科「情報芸術コース」は、デジタル・テクノロジーやバイオ・メディアを活用したインスタレーション/パフォーマンスや映像音響作品を中心に、インタラクティブなインスタレーション、オーディオビジュアル・パフォーマンス、ソフトウェア・アート、バイオ・アート、デジタル・アニメーション、フューチャー・シネマといった、多彩なメディア芸術表現に取り組んでいます。
テクノロジーと人間の関係のダイナミックな変化を背景に、情報と物質が一体化したポスト情報化時代の作品制作を通じて、21世紀の芸術・デザイン、さらには科学・技術・哲学の統合的な理解を目指した、実践的な制作研究を行っています。
(※情報芸術コースは2012年度より"メディア芸術コース"と名称を改めます)
日時 3月9日(金) 18:30~21:00
場所 3F MOVIE BOOTH
※ 当日17:30より3階入り口にてレセプションパーティ受付を行っておりますので、お声掛けください。
トークショーのテーマは「年代」です。
伊藤ガビンさんは、編集者・ゲームデザイナー・現代美術家などとして、幅広い分野で活躍をなさっています。「パラッパラッパー」「ウンジャマラミー」など、90年代を代表するヒット作品を発表された伊藤さんと、同じく90年代 から、小室哲哉さんを初めとする日本の一つの時代を象徴するアーティストのPVを手がけてこられた原田先生に、「年代」をテーマに語っていただきます。
なぜ「年代」か。
昨年、2010年度の卒業生は、震災の影響で卒業展示を実行することが叶いませんでした。なので私たち2011年度の卒業生は、10年代に、一番最初に卒業展示を行う情報芸術の学生となります。
90年代、00(ゼロ)年代、そして新しく訪れる10年代。
インターネットやゲームなどのデジタル方面の分野がめざましく発展し、広く普及したのが、00(ゼロ)年代の特徴でした。そうしてデジタルの発展で大きく変わった世界に、昨年の3月11日、震災が起こりました。 卒業をして、新しい10年代の社会に出ていこうとする私たちは、今までのゼロ年代という時代を再考する必要があるのではないでしょうか。 そして新しい10年代に必要なことは何なのか。私たちはどのように世界を生きていけばよいのか。
私たちが子供だった頃から活躍されている先輩アーティストのお二人に、ご意見を伺います。
参加者プロフィール
伊藤ガビン
1963年生 女子美術大学短期大学部教授
編集者・ゲームデザイナー・現代美術家として、多様な領域で作品を制作。
代表作 パラッパラッパー(ソニー・コンピュータエンタテインメント)
2008年よりデザインユニットNNNNYとして活動。
http://nnnny.jp/
原田大三郎
1956年生 多摩美術大学情報デザイン学科情報芸術コース教授
第16回現代日本美術展佳作賞・第1回日本芸術文化振興賞・マルチメディアグランプリ'94MMA会長賞 等受賞
CGを中心とした映像表現を追究し、映画やPV・CMを手がける。
坂本龍一、globe、安室奈美恵、小室哲哉 等、多くのアーティストの映像演出を担当。
http://www.facebook.com/daizaburo.harada
日時 3月10日(金) 15:00~16:00
場所 3F MOVIE BOOTH
メディアアートラボ所属の学生が作品のバックグラウンドや各自の活動を紹介します。
展示作品を鑑賞しながら今後の活動やメディアアートについてディスカッションします。
久保田晃弘
1960年大阪生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科教授。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。工学博士。衛星芸術(artsat.jp)、バイオアート(bioart.jp)、デジタル・ファブリケーション(fablabjapan.org)、ソーシャル・マテリアル (monofactory.nakadai.co.jp)、自作楽器によるサウンド・パフォーマンス (hemokosa.com) など、さまざまな領域を横断・結合するハイブリッドな創作の世界を開拓中。主な著書に『消えゆくコンピュータ』、『ポスト・テクノ(ロジー)ミュージック』(共著)、『FORM+CODE -デザイン/アート/建築における、かたちとコード』『ビジュアル・コンプレキシティ— 情報パターンのマッピンク』(監訳)などがある。
出雲優子 / 土居下太意 / 長岩久美子 / 堀口淳史
日時 3月11日(金) 15:00~16:00
場所 3F MOVIE BOOTH
写真映像、CG、アニメ系ラボ所属の学生が作品のバックグラウンドや各自の活動を紹介します。
制作の手法や多様な作品の背景、震災後に考えた自己と表現等について語り合います。
佐々木成明
1963年生 多摩美術大学情報デザイン学科准教
映像作家として、多様な領域で作品を制作。
2010年上海万博日本産業館INAXブース映像インスタレーション「青花流水」、2009年ドキュメンタリー作品「荒神の祭礼」など
岡田朋子 / 須部菜々子 / 伝田智彦 / 原田葉子 / 林洸理 / 牧野綾子
日時 3月10日(金) 19:00~20:30
場所 3F MOVIE BOOTH
ライブ、DJなどの企画をご用意
参加アーティスト
TELESCOPE
ギークテクノポップユニット。
プログラミングと電子工作(Openframeworks/Arduino/Objective-Cなどなど)を使ってライブパフォーマンスを行っています。
Vocal:Izumo Music:Sheep
http://tele-scope.jp/
buck space
やるひと、hopan とスーパーサプリメント。
がんばります。
http://soundcloud.com/hopan
http://soundcloud.com/ryosuke-sato
Tomohiko Denta + Yasuhiro Hoshino
伝田智彦(DJ)と星野泰宏(VJ)によるデュオユニット。
伝田智彦:http://tomohikodenta.org/
星野泰宏:http://www.yasuhirohoshino.com / http://ymtdesign.com/
jam
相坂 七海
Meigma
秋葉 涼子
ゆるやかに
朝嵐 友香
TELE FOR YOU
出雲 優子
縄少女
伊藤 達哉
Light of Life
内田 早耶
Girls Communication
大塚 夏海
emotion
大野 茉澄
祭Möbius
岡田 朋子
Cluster Painting
岡部 翔太
A time of Barahi
岡本 拓也
evolution
奥山 光貴
新山水
小倉 礼子
電気羊は散逸構造の夢を見るか? 加治 洋紀
Illumiaube
吉良 向平
おめめパワー
小久保 由貴
memory
駒本 晴香
parch
近藤 晃子
Presence Invisible
五枚橋 孝子
sol arabesque
坂本 紗也香
panoramic lake
櫻井 祐香
wear the impress.
佐々木 詩
音信
佐藤 亮介
自己紹介をしてください
白井 希
パルス
廣田 久枝
Her sofa
鈴木 彩夏
start
須部 菜々子
私的信仰図(巡礼ノ図・神々ノ図・審判ノ図) 高橋 瑞穂
鏡面対世界
筒井愛音
feel
寺門 千尋
It is not
伝田 智彦
カメラAとカメラB
時里 充
トクトクマウス Ver0.1
土居下 太意
星の思ひ出
中村 瞳
無言(成体)
長岩 久美子
今文様
長島 和美
Lost Skin
濱田 尚基
握貝
林 洸理
地震を止める実験のための塔 原田 葉子
Type [img];
馬場 美沙紀
Fragmentex
星野 泰宏
SateLRite
堀口 淳史
非生命体のクラスタ
牧野 綾子
あなたとの接合の瞬間
松本 美由貴
パペットプラントーTrinity 三富 加奈絵
森のなか
峰 若菜
私を見てください。
峯村 美江
テクリス
山口 菜
time
山崎 瞳
わけもなく
山田 瞬
追憶の光
渡邉 伶奈
A4A / CBCNET / グリー株式会社 / キリンビール株式会社 / 株式会社オライリー・ジャパン / 株式会社中川ケミカル / 株式会社MUGENUP / 株式会社ナカダイ / 株式会社スイッチサイエンス
代表 | 出雲優子 | ||||
副代表 | 吉良向平 | 加治洋紀 | |||
会計 | 堀口淳史 | ||||
ビジュアルデザイン | 志村龍之介 | ||||
制作進行 | 濱田尚基 | ||||
カタログ | 松本美由貴 | 鈴木彩夏 | 須部菜々子 | ||
ウェブ | 星野泰宏 | 時里充 | |||
写真 | 坂本紗也香 | 渡邊伶奈 | 岡本拓也 | ||
会場デザイン | 馬場美沙紀 | 朝嵐友香 | 原田葉子 | ||
会場 | 伝田智彦 | 秋葉涼子 | 土居下太意 | 伊藤達哉 | 牧野綾子 |
広報協賛 | 長岩久美子 | 白井希 | |||
企画 | 佐々木詩 | 相坂七海 | 近藤晃子 | 林洸理 | 岡部翔太 |