舟橋 理奈(ふなばし りな)

作品名
Emotionalism
作品形態
平面
素材
イラストレーションボード、ボールペン
サイズ(単位はmm)
縦1782 横3360
コンセプト
現代に於いて、社会的な立場であればあるほど、感情で動くことは一切と言っていい程なくなったように見える。ただ人間の根本的、本能的な全ての行動に感情は必ず発生するもので一見無機質なこの世界を支配しているのは人の感情である。この外見と本質の温度差が今回の作品のテーマである。アンディー・ウォーホールが「セクシーな女性」という象徴(記号)であったモンローを敢えて象徴(記号)のまま大量生産したように、現実感のない物のアイコンとしての日本の漫画的な表現を用いて表現するのは、描くものの本質、喜怒哀楽に収まることがない強烈な衝動的な感情や人を支配する感情そのものである。描かれるのはただ人(女性)の顔のみ女性が無表情、もしくは内側の激しさを感じさせない表情であるゆえ、見る側を感情へ誘導するのはそれと併せて描かれる長い髪となる。