林 千景(はやし ちかげ)

作品名
猫に焦がれた男
作品形態
絵本
素材
ケント紙、アクリルガッシュ、色鉛筆、黒ボールペン
サイズ(単位はmm)
B4
コンセプト
( あらすじ )
とても、とても猫に焦がれた男がいた。男は、一匹の猫を殺し、猫の耳と鼻、しっぽを手に入れ、偽の猫姿になった。 ダンボールの中に入り、山奥で誰かが来るのを待っている。そこへ、男の主人となるおじいさんがやってきて、男を拾ってゆく。主人は、自分の家に運び、男を家政夫として身の周りのことやらせた。家には、主人と男、主人の飼い猫。ある夜、男は主人の飼い猫にあることを告げられる。その日、猫の世界へ招待され、完全に魅せられていく。猫の世界と、主人との生活が繰り返される日々。猫の世界への愛、主人への愛情、二つの気持ちに混乱を覚えていく自分。いつまでも人間臭さがとれずにいる猫に強く引かれた男の行方は....
主な登場人物 : 主人・男・主人の飼い猫・猫たち
物語が生まれたヒント : 猫は死ぬとき、姿を消す