久保山 威(くぼやま たけし)

作品名
ホネ ノ キロク
作品形態
映像インスタレーション
素材
ベッド、マットレス
サイズ(単位はmm)
幅 1000 奥行 470 高さ 2100
コンセプト
数多くの生物に共通して存在する骨。体内の奥に存在する骨には、無数の記憶と記録が眠っている。 骨は生物が生きている間、絶え間なくその生命の経験を刻み続けている。例えば怪我の跡や栄養状態、妊娠経験の有無など。—それは死後、最も長く残る記録だ。 骨には進化の歴史も残っている。哺乳類に共通する首の骨の数、人の退化した尾てい骨などいたる所に進化の痕跡が残っている。骨は体を構成する根幹であると共に、 生命の記憶と記録が刻まれたメディアなのだ。脊椎動物の祖先であるピカイヤの誕生から約5億年。その記憶と記録。そんな長い長い生命の脈動に思いを馳せて。