川上 秀行(かわかみ ひでゆき)

作品名
萬絵詞 YOROZU-E-KOTOBA
作品形態
萬画インスタレーション
素材
木材、金属、紙類、墨、顔料、電子機器類、他
サイズ(単位はmm)
幅 2850 奥行 2400 高さ 3150
コンセプト
[概要]
絵と言葉をコマによる時間軸でデザインされた「漫画 ( manga ) 」を、
萬の表現が可能なメディアとしての「萬画 ( yorozuga ) 」と捉え、
その可能性を制作を通じて探求するシリーズの新作。
床の間の要素であるフレーム性を抽出した展示空間は、
そこに掛けられた軸を中心として構成される。
太鼓の重層的な響きと共に、墨の流動性を生かし、
白と黒を基調とする映像として描かれた萬画を体感するインスタレーション。
[内容]
真島虎十朗(主人公)により、延命の為の容器として複製された真島虎次郎は、
自分の存在に悩み、先の無い絶望感の中、生きた証を残そうとする。
それがいつしか自らの意図に反して増殖を重ね始める…
欲望の連鎖の中に潜む、脈々と流れる命の鼓動を物語る。