文字表現演習
子音と母音のかなフォント
杉本 佑奈
課題:あたらしい「ひらがな」をつくってください。
01)「かたちの理由」をさぐる
いまの「ひらがな」のなりたちをふまえた上で、「なりたちをあらためて考えなおす/かたちをエレメントとして分類・再構成する」など、各自「かたちの理由」を明確にし、独自の文字をデザインしてください。
02)「つながるかたち」をさぐる
ひらがなは一文字では「ことば」たりえません。作ったひらがなが連なって「ことば」になったときに、たがいの文字のかたちが前後関係によって影響しあい変化するようすを「合字(リガチャ)」として作り、デジタルフォントとして組み込んでください。
ひらがなが一つ一つの漢字からではなく、ローマ字表記の「ka」「na」のように子音と母音の組み合わせで作られていたらという想定で制作しました。「あいうえお」を簡略化した母音と、あ行(か、さ等)の原形の漢字から作られた子音で構成されています。