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デッサンとスケッチ
People walking in TAU
秦 菜々子
課題文
コンセプト
   
100年後に伝える考現学
1923年、関東大震災後の東京の町を歩いた今和次郎がバラックをスケッチしたことに期限がある「考現学」がベースとなってる課題です。100年後には貴重となるであろう日常の情報ある風景を選び取ります。音楽のプレイリストや、友人との会話や、Twitterのアイコンなど、今はありふれた光景のようでも100年後には消えてしまうことを想像するという普段とは違う視点を体験します。選び取った風景の中では、各自一定時間スケッチを集中して行います。最後に集めたスケッチを分類し、どのような風景が広がっているかを考察します。さまざまな情報のある風景に、観察者として関わることで、情報をデザインする際に必要となるメタ視点を体験します。
多摩美校内を歩いている人をスケッチし、それらの情報をまとめた作品です。服装の種類、色などをしっかりと記録するよう意識しました。何年後かに改めて見返すことで、より面白さを感じることができるのではないでしょうか。