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吉川ゼミ

課題

自分で設定したルールに基づいてテーマに従った作品を制作すること。アルゴリズムというとプログラムが重要と思うかもしれませんが、考え方が重要なので、作品はプログラムを通さなくても構いません。


テーマに基づいたアルゴリズミックな作品の制作を行います。アルゴリズムとは処理のルールのことで、あるルールを自ら設定しそれに従って制作するため、その考え方が非常に重要になっています。今回のテーマは(a%b)で、プログラムに慣れていない方には分かりにくいですが、解釈を進めていくと、ルールに従った数種類の限られたパターンでの表現を指しています。

担当教員 吉川義盛

ばけ文字本
ばけ文字本
ばけ文字本

ばけ文字本

望月葵香

望月葵香

すぐには読めない暗号のような文字を独自で設定したルールで作り、その文字を使って一定のルールで行ごとに文字化けするように読めなくなっていく本を制作しました。文字が変わっていない本と比較して読んでみてください。

選考理由

ひらがなとカタカナの画数に着目し新しい文字を作り出した作品です。私たちが目にする日本語とは似ても似つきませんが、もしかしたらこのような考え方で作られた文字があるのではないかと思わされます。 また、この文字を使用して作られた本もルールに従って書かれており、本としての完成度も高いです。

diary stomach
diary stomach
diary stomach

diary stomach

長濱愛望 

長濱愛望 

「diary stomach」とは、1日の食事内容のデータからその日の胃袋を生成して記録をし、視覚的に日々の食事バランスを管理することができる食日記です。「食事」というテーマを設け、「1日3食」という私たちにとって当たり前な食習慣に着目し、この身近で大切な行為を視覚的に楽しみながら管理できるシステムを考えました。

選考理由

毎日の食事の記録を色と形で表現した作品です。約一ヶ月半に渡るその記録は非常に変化があり、静止画も動画も眺めているだけで面白いものがあります。 この作品は日々の食事をどう分析するか、どう表現するかというところをしっかりと考えているため、生成されるビジュアルにも非常に説得力があります。

ナマエファンタジー
ナマエファンタジー
ナマエファンタジー
ナマエファンタジー

ナマエファンタジー

矢野美波

矢野美波

架空のRPGをモチーフにしたキャラクターメイキングコンテンツです。性別と名前を入力することで、あなたの分身となる勇者が誕生します。それぞれの文字の母音によってパーツの形、子音によってパーツの色が決められるというアルゴリズムのもとで制作しました。

選考理由

自分の名前がどんなキャラクターになるのか、RPGをしたことある方ならふと思うこともあるのではないでしょうか。こちらはRPGのオープニングをモチーフに、主人公につけた名前でキャラクターのビジュアルを生成する作品です。見た目はポップですが、そのルールはしっかりと考え抜かれています。