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山辺ゼミ

課題

植物に取り付けたIoTデバイスから取得できる生体データをもとにクリエイティブなビジュアライズ(視覚化)に取り組みます。


プログラムコード(アルゴリズム)によって、データを可視化するための基礎と、美しく創造的に表現するための方法を学びます。データ+コードという今日のデザイン/アートに必要不可欠な基礎力を身につけるだけでなく、そこから新たな造形、色彩、運動、インタラクションの可能性を探ります。

担当教員 山辺真幸

Gympie gympie
Gympie gympie
Gympie gympie

Gympie gympie

山崎健吾

山崎健吾

授業で花を育て、その過程で取れた10分おきの大気温度、大気湿度、光量、土壌温度、土壌湿度、大気圧、データ取得時刻の7つの項目から成るデータビジュアライズです。植物を囲む環境を見えない球体とし、植物自身をパーティクルで表現、環境が植物に与える変化を目に見えるかたちにしました。

選考理由

植物の生命活動が生み出すログデータを、3次元空間上の大量の点群で表現した作品です。AIが普及した社会では、分析や解析のためのデータ・ビジュアライゼーションは不要になるでしょう。あえて、生データに近い状態で複雑性を再現し、データが生み出すストーリー性に着目した点を評価しました。

HanaGraph
HanaGraph
HanaGraph

HanaGraph

吉村仁志

吉村仁志

花を育て、その際に機器で気温、湿度、日照、土壌湿度などのデータを記録し、そのデータをもとにprocessingを用いてビジュアライズしました。マウスをクリックすることで切り替わります。

選考理由

一般的な直交座標系ではなく極座標系を採用し、植物の成長データを視覚化することでそれ自体を花のように見立てた作品です。3次元の奥行きを持ち、データ同士の重なりが生み出すモアレが微妙な色彩を発する表現にも新しさを感じました。