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宮崎ゼミ(前期)

課題

「雑誌的」というテーマで、雑誌が持つ本質的な価値や魅力を調査し、それらが人に伝わり共感されるように、様々なメディアを用いてデザインする


宮崎ゼミでは「人の感覚や感情に働きかけるデザイン」の研究と制作を行っています。2018年度前期3年ゼミでは「雑誌的」というテーマで、インターネットの影響を受けて力を失っている言われる雑誌について、様々な視点からリサーチを行い、自分たちも気づいていなかった多くの魅力や価値を発見し、それらを人に伝えるために、様々なメディアを用いてデザインしました。

担当教員 宮崎光弘

まちまち書房〜花をうめる〜
まちまち書房〜花をうめる〜
まちまち書房〜花をうめる〜
まちまち書房〜花をうめる〜

まちまち書房〜花をうめる〜

長沼 千夏

長沼 千夏

その人に合わせて用途が変えられる雑誌の魅力を何か他のものに落とし込めないかと考え、私自身読むことが苦手な小説を眺める、飾る、ただ持っていたくなるなどの、読むこと以外の人それぞれの目的に合わせて使えるような冊子を制作しました。

選考理由

作者の長沼千夏は、雑誌の魅力のひとつである「どこからでも読める」というという部分に着目しそれを小説に当てはめました。大判の冊子を小説の印象的なフレーズが透けるようにデザインし、ビジュルアを楽しみながら、その下に小説の本文が読める仕組みによって、今までにない小説の楽しみ方を提案しました。

Calendar Magazine
Calendar Magazine
Calendar Magazine

Calendar Magazine

平田華

平田華

雑誌は週刊、月刊など一定の周期で発行され、周期があることによって季節の流れを感じることができます。そんな雑誌の魅力がカレンダーに似ていることに気づきました。カレンダーと雑誌を組み合わせたものがこのC.magです。「季節を彩る」という意味で中身は季節の和色で彩りました。予定を書き込めるようにもなっています。

選考理由

雑誌が週刊や月刊など一定の周期で発行されることで、人は季節や時の流れを感じていることに作者は気づきました。それはある意味カレンダーにも似ています。そこで雑誌とカレンダーを融合させ、読者が予定も書き込める冊子を制作し、人が感じる「季節の彩り」を美しい色彩構成でデザインしました。