2年生>プログラミング演習
「シミュレーション」というテーマに基づき、身の回りにある現象や感じることをインタラクティブなプログラムで作品化することを試みます。
プログラミング言語・開発環境であるProcessingや、p5.jsを使用して、デザインとプログラミングについて考察します。また、実際にコーディングしながら実習・作品制作を行い、視覚的な表現を通して、プログラミングの高度な表現を取得することを目標とします。
担当教員 山辺真幸
池田幹人
池田幹人
フラクタルノイズを使用しリアルな線香花火のシミュレーションを目指した作品です。火花が消えるまでの時間によって変化する、100種類の言葉が情緒を感じさせます。火花が大きくなるにつれ周囲が明るくなったり、激しい動作をすると火がすぐに消えてしまうなど細かい描写にも気を配りました。
今回のテーマ「シミュレーション」の解釈の中では最も写実的な作品です。観察対象の本質部分を取り出して構造化し、予測するのが科学的シミュレーションだとすれば、それに逆行し対象の有り様をつぶさに丁寧にコードで再現したこと、その精度を評価しました。
高橋冴季
高橋冴季
蜘蛛の素が張られていく様子をジェネラティヴにシミュレーションしました。
作者は複雑性を生み出すアルゴリズムなど、人を魅了する美しさや、アトラクティブをプログラムに織り込むこと、リアルタイム性を一貫して意識してきました。鑑賞者を魅了して一気に引き込む力は重要です。この作品はその点で秀でており、その技量を評価しました。