2年生>3D表現演習
授業では3つの課題を行ないました。第3課題は「共鳴するかたちー組み合わせによる造形表現」です。立体を5個以上組み合わせて新しい意味を生み出すことを目指して、テーマを考え3Dの造形を行ないました。
3Dプリンターの利用が一般に広まる中で、平面・立体、アナログ・デジタルを問わず様々な対象を自在に扱えるスキルが重要になっています。3D造形の基礎として、3Dの考え方と様々な素材の扱い方、造形・加工のためのスキルを身につけます。
担当教員 吉橋昭夫
川相遙
川相遙
普段は切り身の状態で見ることの多い魚ですが、実は美しく個性がある模様を各々持っていることをみなさんは知っていますか?そこで、魚の模様に着目し制作しました。模様に注目してもらう為に、魚をデフォルメした形とオブジェや置物などのインテリア的な形を掛け合わせた形にしました。
様々な魚の模様に着目して、種の違いや対比をうまく表現しています。あえて魚のリアルな形ではなく抽象的な円錐形にし同じ形に揃えることで、それぞれの「模様」の特徴を際立たせることに成功しています。
牛窪美菜
牛窪美菜
花が開くときのような開放感と、ひとつひとつの花びらのみずみずしさを表現しました。かたちは二種類で、それぞれのテーマは「弾み」、「歪み」です。六つがそろって初めて完成される作品です。
個々の造形によって全体に動きのあるダイナミックな作品となりました。二種類の形の置き方によって作品全体の印象が大きく変わるアイデアは、組作品の条件を上手く活かしたデザインです。