List

メディアアートの教科書

CATEGORY

Recommend
Works

レコメンド作品

色々なメディアアート

idd art & media

近年卒業制作作品のダイジェストムービー。

循環/junkan

横山 香哉

《2013年度 卒業》
肉体から肉体へ生命が転化する景色を写しだしている。鑑賞者は、自身の体の中にも内包するその景色を想起することが出来る。

Artist Web

ゆきすすみさりゆき

くわがた

《2013年度 卒業》
「コンピューター演算」を用いたアニメーション作品。演算によって生成され歪みながらも進んで行く光景は、曖昧な記憶の中を旅するような心地よさを与えてくれる。また一方で、そうした心地よい空間に対しての畏怖が立ち現れてくる。

Artist Web

Romantic Imperfections

KANG Jiyeon

《2013年度 卒業》
苺の皮層にある痩果(種子のように見える部分)のくぼみから、赤い液体(血液のような)がしたたり落ちている。若々しい女性の姿を連想させる苺の質感とグロテスクな血液の、対極ともいえる対比。さらに白い苺は何を象徴するのか。さまざまなイメージの連鎖から成る作品である。それを読み解こうとしても、矛盾する要素に阻まれて明解に答えにたどり着くことができない。しかし、わからないけれど、われわれはこの作品について、共感をもって迎え入れられる不思議な存在感が伝わってくる。おそらく作者のなかにある多面的な想いや感情がそのまま表現されたのだと思われる。作者の意識のなかで、よくわからないことをわかってほしいと訴えているかのような作品だ。
[無音記録]

超臨界絵画流体v010

上 航

《2013年度 卒業》
大きなスクリーンに絵画が投影されているこの作品は、絵画を装置によって解体し新しいイメージを生成していきます。雪、あるいは花が散るゆくかの様に絵画は解体され、新しいイメージへと降り積もっていきます。その光景は、絵画の中に仕込まれた芸術性そのものを抽出しているように見えてきます。

Artist Web

影の光、光の影

赤松 裕子

《2012年度 卒業》
プリミティブな光の現象を抽出し、空間へ広げる作品。
次々と現れる光・影は、それぞれが持つ既成されたイメージを変化させてくれます。
[無音記録]

hug

いより さき

《2012年度 卒業》
邪気に次から次へと抱きつく少女。アニメーションによって描かれてパウダー状の質感は、抱きついたそれぞれの温もりと、切なさを感じさせてくれる。

Artist Web

 /

間宮 尊

《2012年度 卒業》
頭蓋骨に埋め込まれたLED(極小の照明)が、次々と焼き切れていく。
3.11の体験を元に制作されたこの作品は、情報や危機的状況の中で翻弄しながら、ただ「死」への為のみ生まれでる細胞のイメージを表現している。焼き切れるLEDは、一つ一つが異なる光や音を発しながら消滅していく。その様は、細胞の一つ一つも個としての独立した存在があることを想起させてくれる。

GroWorD

高橋 昂司

《2012年度 卒業》
文字にはそれを書いた人の想いが込められる。そんな手書きの文字と、PCシステム上のフォント(書体)とを組み合わせ、生きた細胞のようにも見える新しい文字を生成していく作品。 体験者は、科学的実験の中で未知の細胞を発見するかのような「ときめき」を体験することが出来る。

Type[img];

馬場 美沙紀

《2011年度 卒業》
タイプライターで文字を打ち込むとネットから集められた様々な文字のように見える写真が現れる。「新しいメディア」と「古いメディア」を合体させたメディアアート作品。

SateLRite

堀口 淳史

《2012年度 卒業》
16 cm キューブの中にガラス鏡や半鏡レーザーLED などの部品や 温度センサや色センサ ジャイロ 電界強度計などが組み込まれた衛星芸術作品。 組み込まれたセンサの情報や 既に宇宙空間を周回している東大の PRISM 衛星のデータと連携して光のパターンが変化する。
[無音記録]

evolution

奥山 光貴

《2012年度 卒業》
生物の進化を機械の構造の進化になぞらえて表現した3DCG作品。

ホリデイ

ひらのりょう

《2011年度 卒業》
湖のほとりの不思議な舞台。一匹の猫の前で演奏される音楽。得体の知れないつぶやき。 誰にも気づかれることのない、あまりに身勝手な水の世界。

Artist Web

時めくり ヴィネチア編

鈴木 裕偉

《2010年度 卒業》
水没しつつあるイタリアのベネチアの様子を過去・現在 また未来に渡ってひとつの映像詩として表現したフルCGによるアニメーション作品。

Artist Web

Notation of Rotating Earth「自転譜のための組曲ーガイアー」

大橋 史

《2009年度 卒業》
風景の中に点在する、"光点"をひとつの音としてとらえ、それを元に新しい楽譜を創造するモーション・グラフィックス作品。

Artist Web

Braun Tube Jazz Band

和田 永

《2009年度 卒業》
<第13回文化庁メディア芸術祭 優秀賞>
複数の古いブラウン管テレビとPC制御したビデオデッキを 音階の数に並べて打楽器を制作しブラウン管を叩くパフォーマンス作品。

Artist Web

音響航海/Sound Sailing

大西 義人

《2009年度 卒業》
世界各地でサンプリングされた音による「音地球」を架空の船で自由自在に航海するインタラクティブな映像音響インスタレーション作品。

lights

金 瑞姫

《2009年度 卒業》
<第3回「1_WALL」グランプリ>
事件性のない日常をモチーフに、人々の部屋に廻り込む光が立ち上げる空間の感触を捉えた銀塩プリント写真作品。
[無音記録]

目→

田中 寛崇

《2008年度 卒業》
女子高生が持っているエロチシズムを作者の視点で切り出し構成したイラストレーション作品。
[無音記録]

猫に焦がれた男

林 千景

《2007年度 卒業》
猫に焦がれた男が織り成す 不思議な生き様を描いた絵本。この物語を道案内する絵は 独特の強さを秘めた印象深い絵である。
[無音記録]

Artist Web

全的に歪な行且 シリーズ

多田 ひと美

《2007年度 卒業》
「全的に歪な行且」2006年
「全的に歪な行且 -第二犯-」2007年<第14回 学生CGコンテスト インタラクティブ部門 最優秀賞><BACA-JA 2009 ネットワークアート部門 優秀作><Asia Digital Art Award 2008 インタラクティブアート部門 入賞>
「全的に歪な行且 -ドライビング-」2009年

「全的に歪な行且 シリーズ」は、独自のプロセスによって起こる予期せぬ変換やズレ、異質な要素の混在などに焦点をあてた一連の作品群。「全的に歪な行且」(2006)では六法全書を、「全的に歪な行且 -ドライビング-」(2009)では道路交通法を独自のプロセスによって歪に読み上げていくインスタレーションを展開した。「全的に歪な行且 -第二犯-」(2007)ではその時間帯に配信されているネット上のニュースを、画像検索によって、別の文脈の画像で組み替えていくプログラムを制作。最終的に、異質な要素が不意に連続してしまったり、突発的に予期しない画像が目の前に飛び込んでくるような映像インスタレーションとなった。情報の破壊と歪な再生を試みた作品と言える。

Artist Web

Tamabi idd Art & Media Program「メディアアートの教科書」
多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース作品集
COPYRIGHT © IDDLAB. SOME RIGHTS RESERVED 2014.

4K、8K

K解像度は水平画素数4,000×垂直画素数2,000ピクセル前後の画面解像度を持つ動画フォーマットの総称。
8K解像度(スーパーハイビジョンなど)では、4K解像度の4倍、一般に出回っているHDTVの16倍の画素数を持つ。(Wikipedia参照)

RAWデータ

デジタルカメラなどにおける完成状態にされていない画像データ。
Rawは「生」「未加工」を意味する。(Wikipedia参照)

カラーグレイディングシステム

映画の編集においてデジタル化された色彩調整など上映までに調整をおこなうプロセス。アナログ機材を使用しないで色域の広いデジタル機材のみを使用して可能となる映画制作のプロセスを指す。
(Wikipedia参照)

ノンリニア

コンピューターを使用した非直線的(ノンリニア)な映像編集方式のこと。1990年代に登場してからPCと共に急速に普及した。

RAIDdisk システム(レイドディスク装置)

複数台のハードディスクを組み合わせることで仮想的な1台のハードディスクとして運用して、冗長性を向上させる技術。

有機ELフラットディスプレイ

有機エレクトロルミネッセンスと発光を伴う物理現象を利用した有機発光ダイオードや発光ポリマー製品の発光素子は次世代ディスプレイ技術として期待されている。有機 ELディスプレイはそれ自体が発 光するため薄く、少ない電気で稼働が可能である。(Wikipedia参照)

非生命体のクラスタ
牧野 綾子
2011年度 多摩美術大学 情報デザイン学科
メディア芸術コース 卒業制作作品

有機物と無機物が織りなすアイロニーを人間とロボットが共存する世界を舞台に表現した、3DCGと手書きアニメーションがミックスされたハイブリッドなアニメーション作品。独特のタッチが観るものに強い印象を残す。

Notation of Rotating Earth
自転譜のための組曲 ―ガイア―
大橋 史
2009年度 多摩美術大学 情報デザイン学科
メディア芸術コース 卒業制作作品

アジアデジタルアートアワード2009 カテゴリーB動画部門入選/THE SIX’09webコンペティション優秀作品として入選と展示 映像作家100人 2011年度版に収録。

Swallowtail Butterfly
原田 大三郎
1996年

監督:岩井俊二より

evolution
奥山 光貴
2011年度 多摩美術大学 情報デザイン学科
メディア芸術コース 卒業制作作品

生物の進化を機械の構造の進化になぞらえて表現した3DCG作品。 色調を押さえた画面構成からは作者が目指すスタイリッシュな世界作

降伏論
三品 和貴子
2009年度 多摩美術大学 情報デザイン学科
メディア芸術コース 卒業制作作品

「阿呆」をテーマにした5本の短編連絡アニメーション。 アニメーション、及び音楽とも作者がひとりで制作している。 その作業から生