今作は、1953年に起こった立川基地グローブマスター機墜落事故をモチーフとし、インスタレーションという形式を用いて制作された。 墜落事故の記録には、米兵が規制線を張って事故現場を封鎖した出来事が残っている。作家が作品を設置することで伴う「空間を占有する」という性質と、墜落事故での記録をパラレルに捉え、展示物の落下事故という架空の出来事を再現した。