主人公しおちゃん(わたし)は、双極性障害と統合失調症を患った癒てん。日に日に自閉していく自分を自分で治療するために一人で散歩を続ける。ある日の躁状態の時に、5年間人との関わり、繋がりなどを記録した雑記帳と、死にたい時に持っていたいものをスクールバッグに詰め込んで知らない街へと向かう。わたしにとっての豊かな自閉とは何だろう。わたしは本当にひとりでいたいのだろうか。