顔や身体はその人の表層であり流動的なもので、絶対的なアイデンティティではない。 ポートレートにおいて顔の情報が先行せずとも被写体の本質に迫るポートレートを 撮影することができるのではないか、という試みの写真作品。 小道具には全て被写体の私物を用いて撮影している。 衣服はその人が生きていた痕跡であり、個性が蓄積された地層である。